どくんご。
二年前、ようやくタイミングがあって観れた「テント芝居」
4月から11月、日本中をじわりじわりと感染させる前衛芝居。
前衛芝居っていうと、難しい顔をした大人とか、ちょっとイかれてる人がいて、関係ないところで笑ったりしたら怒られるし、客席も安全じゃなくていろんなもの投げられたりする。
そんな風に思ってた。
どくんご、見るまでは。
人間にはふた通りある。
「どくんご」を見たことない人と
「どくんご」を見てしまった人。
どっちが偉いとか、そんなのはなく。
一旦どくんごを見てしまうと、心にどくんごが感染し、潜伏する。
それは通常、一年間潜んで、次の年の同じ頃
「あ、そろそろ、どくんごが」
と、信号待ちやタバコ休憩のひと時に、ふっと湧き上がる気持ち。すっぱいけど胃液ではない。
僕も二年前までは「どくんご感染」してなかった。
ところが去年はどくんごがやってこなかった。
僕ら感染者は禁断症状に苦しんだ。
今年は、須崎公園にどくんごが帰ってきた。
演目は「愛より速く」
どくんごのお芝居には、大きなお話はない。
犬小屋テントと呼ばれるテントが、寒空から客席を少しだけ守ってくれては、いる。
短いお芝居が、どんどん進む。
まるで宇宙のどこかで同時多発するように。
気づかないふりをしながら探すこと
傷つかないふりをして生きること
なんだか知らないけど涙か出た。
もちろん笑いすぎで涙腺が緩んだ後だったけど。
もうね、何言っても「未感染」な人には届かないし、
「感染者」なら100人が100通りの感想を持つお芝居。
圧倒的に優しく迫ってくる。
並べたいのは自慢したいから
自慢したいのは踏みつけたいから
飛びたいのは歩きたいから
引っ張るのは選びたいから
僕らのやることには一つ一つに理由がある。
何となく、なんてないんだ。
掘り下げて、掘り下げて歩いていくと。
どこへ行く?
どこかへたどり着く??
来年、君も感染者になろうよ。
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