WOWOWで見た。すごく懐かしい感じ。
なまいきシャルロット:シャルロットゲーンズブールの固い蕾
なまいきなんていう甘いものじゃない(笑)
クソ生意気シャルロットの夏の物語。
言いたいことがないも言えない!
そんなイライラした時期が誰にでもあるだろうけど。
シャルロットは友達にあたり、兄貴にあたり、父親にあたり、周囲にとにかく当たり散らす。
「わ〜〜〜〜」と訳のわからない主張をして、のぼせ上がって、しっぺ返しを食う。
少女性大爆発!なのは割とわかるけど。
フランス人はマジで寛容だ。
こんなクソみたいに扱いづらい小娘からひどいこと言われたら「もう知らん!付き合わない!絶交だ」ってなるんだろうけど。
言ってることは、言ってることで注意するし、反論する。
時には子供相手にそこまで言う?ってくらい辛辣に。
でも、だからと言って発言したシャルロットを全否定しない。
発言と人格は別、というか。
なまいきシャルロット:発言の自由は誰にでもある(発言内容に関しては責められるけどね)
思ったことを口に出す。
そのことで誰かを傷つけることを配慮しない
傷つけたことで責められる
最低限の反省をする
映画はこれだけのルールで進む。
夢を見すぎて、がっかりしたり
友達を傷つけてしょんぼりしたり
それは事柄に過ぎない。
発言の自由。それが全てで、発言したら責任は取らなきゃいかん。大人だろうが子供だろうが。
究極の個人主義だ。フランス。
ただ、自己主張をする分、相手も自己主張する権利があることを知る。
同い年の天才ピアニストに憧れたり
船乗りの青年にちょっと憧れたり
それなりのエピソードはあるんだけど、特に重要じゃない。
なまいきシャルロット:ここじゃないもの、自分じゃない誰かへの憧れと、それが潰される一夏の物語。
全編に流れるすっぱいフレンチポップ。
シャルロットのバランスの悪い顔。
不機嫌な人たち。
夏の暑さと、鋭い日差しで汗をかく首元は、セクシーにはまだ届かない。
細すぎる腰や胸も、まだ子供。
ロリータ映画といえばまさにそうなんだけど、最初に対比として現れる美しい体の女性を「フランス女性」として提示することで、未熟な青春を温かく見守ることができる。
所詮は小娘の戯言だと。
そして、誰もがその苛立ちを経験するってことも。
日本人とは180度違う、個人対個人の国のお話。
日本じゃ従順で、最後は男の子が守ってくれる話になるはず。
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