プラネタリウム:ニセモノの能力?ニセモノの笑顔?
ざっくりとした内容はこんな感じ。
1930年代、パリが最も華やかだったとき。
アメリカ人スピリチュアリスト姉妹のローラとケイトのバーロウ姉妹は、憧れのパリへ。
姉のローラ(ナタリー・ポートマン)はショーを仕切る野心家。
フランス語も学び、チャンスをつかみたいと願い、行動する。
妹のケイト(リリー・ローズ・ディップ)は好奇心旺盛で純粋。「みたいものを見せる能力」があるようだ。
降霊術では死人を呼び、観客と話をさせたりと、話題の美人姉妹として活躍していた。
そんな2人の才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベンは、
「世界初の心霊映画を撮影しよう」姉妹と契約する。
彼女たちの「能力」は本物?
超自然現象をフィルムに収める事ができるのか?
まあここに、恋愛沙汰やらの「人間味」と、人種問題やらの「戦前感」が足されていくんだけど、もう、主演の二人の衣装が素敵すぎて。
時々ぼーっとなる。
プラネタリウム:期待はせず、希望だけ持って
ナタリー・ポートマン。レオンからもう何年だろう?本当に外さない女優。大女優よね。
泣くときの眉毛の形は変わってないんだけど。
美しく疲れた顔
これができる女優はあまり見ない。
映画女優としてずんずん進んでいく様は緊張感溢れる。
かすかに見える未来を手にしようと必死になる。
「期待はせず、希望だけ持って」というセリフの儚い事。
映画は前半の「ニセモノか?本物か?」というわかりやすさから、ユダヤ人、ゲイなどの差別的要素の後半に向け、ずんと重くなる。
でも家が自体が重たくならないのはリリー・ローズのおかげ。
リリー・ローズの映画は今まで三本見たけど、どれも全然違うキャラクターで。彼女は天才か(笑)
ヴァネッサもジョニデもどちらかというと「仮面芝居」をするタイプなんだと思うけど、リリー・ローズはその仮面すら見えない。
そこにディティールの美しい衣装が絡んでくるもんだから「着衣好き」にはたまらない(笑)
雪が降るシーンでのラッパ飲み雪合戦なんて本当に楽しい。ここをピークに持ってきてあとはまっ逆さまなのが、映画の作りとしては素晴らしい。
プラネタリウム:共感しづらいユダヤ人、同性愛的なものをあえて
最近、同性愛やドイツナチスを扱った映画がたくさん。ちょっと食傷気味になるくらい。
重ための戦争映画やナチス映画は見ない僕らでさえ目にする。
先日のシェイプオブウォーターもそうだけど、「戦争の匂い」をわざと描いてるんじゃないかと思えるくらい。
そんな時代なのかな。今は。
生きる事で精一杯でも、映画の中にはニセモノの星空があり、みんなの願いを受け止めてる。
プラネタリウムは夢でいっぱいだ。
ナタリー・ポートマンの役の「姉」は生きながらえて、みたいものを見せる能力がある(?)妹はそうはなれなかった。
悲しい話ではあるけど、楽しい映画でもある。
ただ、このビジュアルからくるイメージは全然違うので要注意。このシーン一瞬しかないし。
評判がよくないのも、宣伝の仕方じゃないかなぁ。
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