アドビイラストレーターのお話【もう、ベジェ曲線でイラスト描くことなくなったなぁ】

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

今日は仕事で随分使ってきたアドビ社のイラストレーターと言うソフト(アプリとは呼びたくない笑)について。
デザイン業界ではもう当たり前のソフトなんだけど、逆にそれ以外の人にとってはそんなに知られてない。

デザイナーとして独立するには

  • マッキントッシュパソコン
  • モニター
  • プリンター
  • ソフト数種

が必要で。ローンでは買えなくてリースにした。
だってさ全部で300万くらいだよ??車が一台買えるってもんよ。

 

イラストレータと言うソフトはデザイナー必須で、チラシなどの一枚ものから、パンフレットなどのページ物までなんでも活用できた。
最初の驚きは「角丸四角が簡単にできる!」ってこと。

角丸四角はこう言うの

よく枠広告などでみる「角っこが丸い四角い枠」は、イラストレータが出現するまで

  1. 鉛筆で薄く四角を描く
  2. 丸い部分を「丸定規」で描く(1/4円)
  3. 1/4円の端と端をつなぐ

などと言うめんどくさい作業があって、僕はとにかく苦手だった。

これが丸定規ね。ちょうどいい大きさの円を1/4づつ描くんよ

特に「ロットリング」と呼ばれる高価なペンを使って描く「版下作業」は技術職で、経験とセンスがいった。

曲線を描くには雲形定規と言うのがあって、このいろんな曲線の中からちょうどいいものを見つけて、それに沿って描くなんて言う、今では神業クラスの作業もあった。

これが雲形定規

それが!

マックとイラストレータの登場で、「長さ」と「円の半径」を入れるだけでささっとできちゃう。
画期的だった!

自由な曲線も、ベジェ曲線と呼ばれるもので(最初は難しいけど)描けるようになった。

 

イラストレータは技術のないデザイナーにとって「神」だった。

 

それがデザイナー自体を殺すことになるんだけどね。
今では誰でもが簡単なチラシくらい作れる。パソコンで。多くの雛形もある。

 

 

僕が初めて使ったイラストレータバージョンは「3」。
カラー画面では確認しかできず、編集はモノクロの線だけの画面。色々とめんどくさかったのが次の「5.5J」になってから、格段に使いやすくなった。

ソフトの立ち上がりを飾るのは女神

歴代のイラストレータの画面を集めたサイトがあったので拝借

 

今でも一番好きなのは「5.5から10」まで(7と9は使ったことがない)

 

その後、CSシリーズになり、今ではCCなんて言うのに変わった。

 

 

僕がその昔、学校で教えていたのもイラストレータとフォトショップ。
最初はもう15年以上前になるのかな?

 

デザイン事務所をしながら、学校で教えてて。
今はあまりデザインはやってなくて、文章を書いてる。

でもあの頃コンピュータが出現したことで「アイデアさえあれば、その先に進める」っていう時代が来たのは嬉しかった。
パソコンでできることはパソコンにやらせる。
その気持ち良さがあった。

今はパソコンが偉くなりすぎて
「パソコンでできる範囲内でアイデアを考える」になってる気がする。
人がその頭のひらめきを使って、何かをクリエイトする時代ではないのかもしれない。

 

自分でベジェ曲線を習得してイラストを描くよりも、かなりレベルの高いフリー素材のイラストを使うようになった。
オリジナルなものを作り出すことはそれほど求められなくなって

「お隣さんと同じようなものを作る」と言うのが当たり前になった。

 

デザイン料金というのもめちゃくちゃ安くなっていて。何か一つの案件のラフを作るのに何日もかけられなくなった。
依頼を受けたら、過去にやったあれとあれをくっつけて、あのアレンジして。
オリジナルでない「改変」ばかりになった。

 

20世紀の終わりとともに「何か、誰もやってないことをやろう」というムードはなくなり、早く安く、それなりの正解へと向かい始めたのかもしれない。
僕は今デザインの現場にいるとは言い切れないけど、まだまだデザイン=ものづくりに従事してる人はたくさんいる。

ぜひコンピュータに負けずに、頑張ってほしい。

 

【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018





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