僕らは仲間だ。彼らとは違うんだ。【低所得者が生活保護世帯を攻撃したりする根底には何があるのだろう?】

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
先日、「年収200万年未満の低所得者の7割以上が自分のことを低所得だと思っていない」というような(数字はおぼろげ)ニュースを見た。
その話を「推定低所得者」の若者(ごめんね)に聞いてみたところ、「わかる」と言った。
なぜなら

 

「低所得者にカテゴライズされて、『得なこと』は一つもないから」

 

だという。
もっと聞くと、低所得者のグループに入りたくないのは

 

「低所得者は努力が足りないから低所得者だ」と見られる(思われる)からだという。

だから、自分は低所得者ではない(努力が足りない人ではない)と思いたい。
なので低所得者向けの政策などには反応しないんだそう。

低所得者は自分よりもっと「低い人間」で、そんな低い人間のために何かしてやる必要はないと。

 

この話にとても興味を持った。

明らかにお金に困ってるように見える若者が「国家戦略のために国防にお金を使うのは当然」とか「消費税増税やむなし」なんていうのをよく聞くけど、ここに根っこがあるんだなぁと思った。

 

弱き者の味方をする、弱き者に理解を示す

=弱き者の味方

=弱き者の仲間にカテゴライズされる。

 

「良い友達を選んで付き合いなさい」とよく言われた人たち(僕はあまり言われなかったけど笑)は、自分がどのグループに属しているかで「自分がどう見られるか」を知る。

つまり、政権与党がどんな嘘を言っても「強き者」だから、そちらにカテゴライズされていたいという願望。
少数野党のいうことに賛同してしまうと「弱き者」にカテゴライズされ、自分が弱き者になってしまう恐怖。

 

  • 仲間(お友達)で内閣をつくる
  • 仲間の不祥事は絶対認めない
  • どんな攻撃からも仲間を守る

 

そんな政権与党が若者から人気がある理由は、教育やメディアにより僕らの根っこに植えつけられた「負け組にカテゴライズされたらもう終わり」という恐怖心じゃないかなぁと思った。

 

判官びいきという言葉が昔あった。
弱き者を応援してしまうという意味で。(wikiによると「弱い立場に置かれている者に対しては、あえて冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまう」という書かれ方をしてるけど)
例えば読売ジャイアンツより阪神タイガース(例えが古くてごめん)
今はきっと違うんだろうな。

弱き者に寄り添ったら最後、一生、弱き者なんだ。

だから「社会弱者を助けよう」という政策に若者は惹かれないんだ。

 

 

労働環境も生活環境も悪く、自分に自信がなく、ツラい生活で麻痺した感覚。
ただ「日本人である」ということにのみアイディンティティを置く人が増えて、それを脅かす近隣のアジア人たちを嫌う。
隣国はクソだ!なんていう主張に賛同する。

アメリカはべつだ。
だってアメリカはこんなに素晴らしい神の国「日本」に戦争で勝ったんだから。
永遠のボスだ。

 

 

政治に無関心と言われてるけど、きっと違う。
弱き者にカテゴライズされたくないから、そういう情報はシャットダウンして「仮想の強き帝国の歩兵」として生きてるんだと思う。

 

長い時間をかけて出来上がった今の「日本人という怯えたキャラクター」は、そんなにすぐに自由になることはないだろうなぁ。
何かに打ち込んでる人や、大好きな趣味などに入れ込んでる人からは「国が栄えるためならある程度の犠牲は必要」なんていう趣旨の発言は聞いたことがないんだけどな。

自分の欲望が第一で、国なんて国家なんて関係ない。
それでいいんじゃないかなぁ。

 

でも個人の欲望を優先するのは間違ってるという教育を受けてる彼らにとっては、「反対=悪」何だろうな。
テレビのワイドショーで少しだけ反政府的なことを言った時のコメンテイターたちの「あーあ。そんなこと言ったらまた色々めんどくさいことになるのになぁ」っていう表情を、誰もが見たことがあると思う。

彼らはそれを見てるんだ。
覚えてるんだ。

 

自分は多数派。
それが最後の砦。

 

その砦が少しずつ壊れればいいのに。

 

 

 

【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019





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