TARJEELING先生と猫【アナタの心に何か物足りなさがあるなら】〜Quiet Lifeによせて〜

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

2/9は馬出ブローインでライブでした。
ソロライブをやれる唯一の場所で、僕はいつものようにステージフライトに胃袋を転がされていたんだけど。

開場までのあいだ、ずっとTARJEELING氏のニューアルバム「Quiet Life」が流れていた。

先日、自分の出演するイベントで購入して、でもまだ「対峙するタイミング」をもてず、ずっと机の上にあったCD。
「かったもん、すぐ聞かなきゃ失礼だろ」という方もいるだろうが、僕にとってTARJEELING氏のアルバムの初聴は「仕事しながら」とか「通勤時に」聴けるものではない。

前作の「デイリーコロニアルニュース」もそうだった。
時間のない時に「ながら聞き」をしょうとして、その後予定がご破算になるほどのアルバムだったので。
今回は「その時」が来るのを待っていた。

そして、ブローインで自分の出番の前という「最悪(笑)」のシチュエーションで聴いた。
自分のライブに150%影響を受けたのはいうまでもない。
よかった。きょうはこの選曲で、と思った。

そのブローインで感じたことはまた後日。

 

 

 

TARJEELING先生とは?いったい何者?

僕はこう見えて、福岡のアマッチュア音楽シーンに触れ始めたのはここ10年以内なので、TARJEELING先生(彼のライブは「先生と聴講生」という設定で進められる)がそれまで何をして来たかはしらない。

音楽を「音」と「言葉」で分けて考えるなんて、カツ丼をカツとご飯と溶き卵をバラバラに評するようなことなのでしたくないけど、

TARJEELING氏の音楽(サウンド)は、オールドニューウェーブとパンクロックをキラキラとした包装紙に包んだような「ロックファン」「ポップスファン」の耳に入りやすく、口ずさみやすいメロディーを持っている。

 

それがいま、世間で流れてる物足りないポップ・ミュージックと全く違うのは「その包装紙の裏」に敷き詰められたアジテーション。
カサブタをはいではオキシドールをかけるような「痛み」と「治癒」が混ぜ合わされたような呪文、教文だ。

 

そして特筆すべきはその声。
永遠の少年のような、それでいて老人のような鋭さを「優しげな笑顔」で隠すこの曲者の声は、不安を煽り、希望へと着地させる。
叫び声をあげながら、すぐに喉から血を出してしまうような「ひよわさ」と
「ぶっつぶしてやる」と繰り出したパンチがヒットしたとしても、自分の骨を折ってしまような「滑稽さ」をもつ。
すばらしい「声」。

 

TARJEELING先生のうたう「静かな生活」とは?

ライブが終わってニューアルバムをエンドレスリピートで聴く。
ひとつだけ声を大にして文句が言いたいのは、歌詞カードの文字が小さすぎる。これでは美女の尻で踏まれた後のハズキルーペがいるじゃないか(笑)

クワイエットライフ。かつて大好きだったJAPANというバンドの代表曲でもあった「静かな生活」といタイトル。
静かなというのは

  • 全ての荒波が引いて、何もなくなった世界
  • 見たくないものを覆い隠して、薄眼を開けて恐る恐る白くぼやけた世界
  • 手に入れたものを次々失くしながら、それでもたどり着いた見通しのいい世界
  • 全てのノイズが一瞬だけ途切れる夜明け前の町

いろんな解釈もできるだろうし、このCDには「仮の答え」も用意されている。

「日の下に新たなるものなし されどもわれらかけがえなし」

何も生まれないとしても、私たちには価値があると言い放つTARJEELING氏。
神輿を担ぎながらもカーブで体をこすらないかビクビクしてる僕らにも「生きて悩む価値がある」と言ってくれる。ま、彼に依存しすぎるのもよくないことだが。

 

 

アルバムの解説を全くしていない(笑)

まあ、聴いたらいいよ。

 

かつて海外の音楽は「自由と主張の象徴」だった。
この小さな島国の若者にギターを持たせて叫ばせるほどには。
いま、世界はギターを捨て、ターンテーブルとサンプラーが「自由と主張の象徴」だ。

 

僕たちの国では音楽が子供のおもちゃに成り下がったように見える。
バカがバカなことを歌い、バカがそれを聞き、バカを加速させる。
そんな王道ポップスに、ほんの少しでも「ものたりなさ」を感じてるのなら、今すぐにTARJEELING氏のニューアルバム「Quiet Life」を手に入れるべきだ。

時間はあまりない。
その物足りなさを蝕む音楽や娯楽は力強い。
あしたはもう、感じられなくなってるかもしれない。

 

この記事はステルスマーケティングではない。
この記事を読んだあと、君が彼のCDを購入したからと言って僕にマージンが入ることはないので安心してください。

ちなみにTARJEELING先生と僕は、会うと猫の話しかしない。

 





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