とてもめんどくさい。
めんどくさいから、やらないことを
それでもやりたいって人が知恵を振り絞ってる感じがする。
もちろん、僕らは能力者やスペックホルダーではないので
できないことも、ある。
でも
できないと思い込んでることのほうが多いんじゃないかなあ。
福岡の三菱アルティアムであってた
谷川俊太郎さんと川島小鳥さんの「おやすみ神たち」
友人も多くいってて、なんかうれしい。
一緒に行くんじゃなくて、自分たちのタイミングで行って
ぽそりぽそりと感想をつぶやいてるのを見るのって、ふしぎ。
これこそが「つどい」なんじゃないかなあと思うんだ。
たとえば仕事。
同じ会議室で同じ資料を見ながら、ううむ。と腕組みしてるより一番自分のアイデアが出やすいタイミングで、そのことについて考え練って、意見をまとめるほうがいいような気もする。
会議やディベートでの高揚感はないけど。高揚感って空腹のときに食べるなんてことない料理のようで
冷静な判断ってできてないこと、おおいよね。
言葉と、写真ってむずかしい。
写真は言葉では何も説明しない。
空気を閉じ込めて差し出すだけ。言葉はそれを目にし、耳にした人の頭の中で増幅する。
書いた人のことは、わりとほったらかし。
でも、よのなかのほとんどのものって
発信者と受信者では意味が違うんだよね。
そのズレが面白い。広さになる。奥行きになる。あ、でも
信号の赤は「とまれ」だから
受けた側の意味が「赤になってからが勝負」なんてことになってしまうと
それはよくないね。
ぼくは音楽をつくることを趣味としてる。
メロディーと歌詞とリズム
このみっつがとてもうまく「集う」ときがある。そういうときってうれしい。
僕のお気に入りの歌を、ひとつ。
【優しく壊して】
こんな月の夜には 私を捕まえに来て
うしろから首筋に かみついて欲しい
暗いお城の 一番奥の部屋で
眠るあなたの 夢はどんなものかしら
ランプの 灯りも届かない
深い闇の縁で すわっていたいの あなたと
こんな月の夜には 私を捕まえに来て
ママに内緒のパフューム どきどきするわ
黒いマント 白い糸切り歯二つ
クラスメイト 誰も目に入らないの
あの夜 おじさまの図書館の
皮の表紙の本で あなたの姿を 見たのよ
こんな月の夜には 私を捕まえに来て
夢のような痛みで 涙流したい
コウモリ 嫌な匂いだけれど
あなたに抱かれ空を 飛べるなら我慢できるわ
こんな月の夜には 私を捕まえに来て
運命の赤い糸 私を縛って
やさしく壊して
やさしく壊して
こちらから聞けます
【soundcroud】
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