ブローイン「馬出の夜」僕にとって音楽は【自分の考えを確認する作業かも】

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

土曜日はブローインでライブでした。
ソロで、ひとりで責任持って歌うのはここと、ブラックホール周辺だけ。
あとは、無責任に「自分の好きな歌」をカバーしたり、楽しむことにしてる。

閉じていってる、っていうのかもしれない。
まあ、それでもいいんだ。

 

一番手は「きんと」くん

白いシャツのおとこ。
日々への感謝や、自分を奮い立たせる歌をうたうひと。
なんというか清々しい。
でもそこに「お客さんへの忖度」がないから、気持ちがいい。
いい感じの歌を歌うけど「僕の歌で癒されて」とか「僕の歌で元気出して」っていう匂いがする人が割と多いけど、そういうの気持ち悪いよね(笑)彼にはそれがない。

 

二番手のウエムラ×ケンジくん

ロックが好きで、パンクが好きで、ブルースが好きで、まっすぐねじれてる。
人見知りの多いミュージシャンのなかでも、彼とか僕はかなり病んでる(笑)

この国の言葉を使ってても、この国のメロディーじゃない感じ。
現代に題する警笛だったり、膝カックンだったり。
時代と、自分のまわりのことを、ある意味別次元にするうた。
この日はオープンチューニングにしたスライドの曲が面白かった。

博多にはロンドンパンクを感じる人は多い。
でもウエムラくんにはどっちかっていうとNYな雰囲気を感じる。
病的なアメリカって感じを。

こんど、「武器よさらば」で一緒にやるの、すごい楽しみ

三番手は森善さん。
ブローインのうたから始まる。
カントリーブルースやジャズを一旦飲み込んだギターテクニックは超絶。
明るく乾いたおとと、ロマンチックな歌詞。
大人の世界。
まあよくもそんなに歌いながら弾けるもんかとおもう。

でもこの日やった新しい曲は、すごくリアルで赤裸々な50代のブルース。
人生を振り返った時、残して来たいろんな思い出を綴りながら今を生きる。

その重さとも軽さとも言い切れないサウンドと歌が素晴らしかった。

自分のスタイルをしっかり持ちながらも一本調子にならない感じ。
保守であり革新だ。

 

そして僕。

この日はここ一ヶ月くらいでできた曲の中からセレクトした。

  • ニュー元号
  • 昔は奴隷だったのに
  • 踏切のある街
  • 21世紀
  • テルミーキルミー
  • 馬出の夜

うまくいったところも、いかなかったところもあるけど、実験だから。
ブローインは真剣に歌を聞いてくれる。
だから、生乾きの歌でもやってみる。
その本質を見抜かれるから。

やはりすこししゃべりすぎた(笑)でもちょうど30分。

 

ラストを飾るのは桐原正二さん。

ロマンティックでかっこいい。熱くで、世界が広い。
ストロークで穴の空いてしまったギターから生まれるキラキラサウンド。しかもビート感も満載。
ステージで歌うべき人だなぁといつも思う。
とおい異国を複葉機で飛ぶパイロットのようだ。

この日は「失敗」という滅多にやらない曲が、めちゃくちゃレアだった。確かに痛い曲だけど、普遍的てポピュラーだった。素晴らしい曲。

すごいなぁ。

 

森善さんと、桐原正二さん。
ふたりとも独自の世界と音楽スタイルを持ってる。
そして、そこから少しはみ出すことを恐れない。

変化する。
やってみる。

そこが新しい光になる。

僕もブルースギターをもうちょっとしっかり練習してた森善さんになれたかもしれない。
ロマンティックな世界を彩るリズムギターを練習してたら桐原正二さんになれたかもしれない。
でも僕はそうしなかった。

それは他のミュージシャンにも感じるけど「何かを一生懸命追い続けて練習する」ということの大切さと、出来上がった自分を壊してゆくチャレンジをとできる人はすごい。

ぼくは、中途半端なところがある。
ジャズもラテンも、ロックもフォークも、エレクトロダンスミュージックも、グラミーノミニーも好きで、片っ端から手を出しては、習得できずにいる(笑)
そこがコンプレックスでもあった。
求道者になれない。道を極められないと。

でも最近は「ここまで雑食なら、雑食を極めよう」と思えるようになった。
ごめん、毎回感じの違うライブで(笑)

ブレまくる!ということにブレない!

 

そして「病気なんじゃない??」って言われたけど、それくらい曲をつくりまくる。
一つ一つを吟味とかせず、できたらば〜〜〜んって、出す。
乱雑に。

 

【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019





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