こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
昨日はブローインの新しいイベント「Fun gumbo」に出演してきました。
演奏持ち時間20分ほどの8組が、次から次へと歌ってく。
いつもは30分で5〜6曲やるところを4曲にする。
それだけで「自分の中でふるいにかけられる」楽曲があって、みんな考えに考え抜いて「THE BEST」なステージをやるんじゃないかな？
この日、ものすごくよかった。
なんというか、ちょっとないくらいに。
なぜそんな夜になったのか？
一番の原因はトップバッターの「moggy」だ。
彼の顔は、何度か見たことがあって。
でも活動水域が違うのか、演奏を見たことはなかった。
なんとなく好いてくれてる感はわかっていた（笑）
ライブが始まり、美しいギターが響き、どこまでも通る声が発せられる。
「13月の晴れた朝〜」
ニコニコしてた僕は、彼を凝視し、そして心が、体が踊りはじめた。
ゆったりとしたビート。
極上のアルペジオダンスミュージック。
一斉射撃、焼かれる大地、爆弾。吹き飛ぶ命。
ぼくら「武器よさらば」が転覆した（？）テーマを歌う。
彼は「歌を歌として届ける」ことができた。
音楽家として。
とても素晴らしい。
いやはや。参った。こりゃ大変だ。
クビ根っこ掻っ切られたぞ
- 演奏者としての技量
- シンガーとしての歌声
- ソングライターとしての力量
- ポップソングとしての浸透圧
どれを取っても最上級だ。
困った。
ぼくはほんとうに困った。
ああ、こんな人がまだ、知らないところにいたなんて！！！
そしてここブローイン以外でも同じようなセットでやるのだろうか？
一人だけういてやしないか（笑）
あまりのショックに不機嫌だった僕は（笑）彼の25分で、めちゃくちゃ幸せになった。
新しい風が吹いて、やっと整えた髪の毛を（髪の毛ないとか言うな）ぶわ！っと乱されたような気持ち。
彼が幾つで、どんな経歴かとかは全く知らないけど。
そんなもん「歌を聞いたら」よくわかる。
彼も僕と同じように「考え」を「アイデア」を「ものがたり」に包むタイプだと思われる。
照れ屋なのかもしれないし、普遍性を求めてるのかもしれない。
彼は世界中？もしくは銀河系じゅうの彼自身にむかって歌ってるんじゃないか？と思った。
それは誠意と純粋な熱意を持った「壮大な自問自答」であり、ながいながい「往復書簡」でもある。
歌をきく人は勝手にそのやりとりを映像化し、自分自身にフィードバックさせ、心を震わせる。
劇場でスクリーンを見てるような感覚じゃないだろか？
彼は爆発しない。
ギリギリのところで踏ん張って、びっくり水をさすように「シャキ！」とする。
スクリーンが燃えてしまわないように。
火の粉が観客に降りかからないように。
とても冷静だ。
音楽という枠内で勝負する。その枠をぐんぐん広げながらも。
すばらしい。
ほんとうに素晴らしい。
そして、頭にくる（笑）
家に帰って彼の音源を聞く。
そこにはまたライブとは違った「普遍性」に溢れてた。
おいおい、サニー。
ちゃんとやらんと。
僕は昨日、4曲やった。
体調がめっちゃくちゃななか、自分なりにやれた。
気負いもてらいもなく。
それはmoggyがあのステージをそういう場所に変えてくれたから。
ああ、Fun gumboのその他の出演者について書くスペースがなくなったのでまた、明日（笑）
本当に素晴らしい夜だった。
ありがとうmoggy。
【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019
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