こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
福岡音楽シーンの極北（笑）東区馬出のブローイン。
ファンガンボというイベントは「転換込み25分」という少し短めのターンで、8組のアーティスト（というかすごい人たち）が立て続けに技を投げかけてくる。
出番が終わるまでは誰とも気楽に話せない。
緊張感が半端ない。
今日の出場順はこちら。
サニー、ラストです。
つまり、最後まで心を開いて喋れないってこと（笑）
一番手はKei Kumagawa
先日「最強たち」というイベントで最強のライブをやった男。
この日は「ウエット」な感じで攻めてきた。
彼は自分の生きてきた日々から歌を絞り出す。
つまり、彼の歌は彼の人生。
つまり、僕とは全く違う（笑）
箱崎。地名のはいった歌。
現実と地続きの歌。
終わった後の開放感を、一番最初に味わうことができる。
二番手：天野秀次
天野くんはほんとに「好きなこと」がはっきりしてる。文学と映画。
言葉のイメージ。
情けない週末と、憂鬱なマンデー。
旅に憧れる、脳内トラベラー。
北九州ってもしかしたら、そういうムードがあるのかも。
架空と虚構と現実がまざりあってる。
三番手、川上健次郎
川上さんはすごい。すき。土の香りと、土の中も虫たちを感じる。
日光と、湿気を感じる。
プリミティブな童話作家。
カズーがジャズのようだ。かっこいい。
優しい目で、奥が笑ってない（笑）
四番手 ウエムラ×ケンジ
我が「武器よさらば」のメンバー。
この日、一番好きだった。
夏の終わりの蝉の詩に曲をつけた組曲。
THE WHOのようなロックンロールと格調高さ。
僕もこの日組曲をやろうしてたので「あーーー！やられた！」と思った（笑）
素晴らしかった。
これ、バンドでやったらさらにかっこいいかもなーとか思った（笑）
カタルシスがあるんよ。飛んでく感じが。
五番手 佐野健治
ケンジから健治へ。出演者の名前見て、「あ、知らない人が一人いる」と思ってたら（笑）ブラックホールからの使者やった。ケン坊やん！
変な人たちの中でも、自分の世界をきっちりやる。
それはブラックホールの住人だからかも。
「ストレスを発散」するというどす黒い曲が一番好きだった！
六番手 岡村釦
こちらも我が「武器よさらば」のリーダー、発案者、そして僕らの赤い旗を振り続けてくれる人。
この日も「放生会」からはじまって、世界を揺るがす絶叫を。
喉が破れるまで叫んで、自分自身が血だらけになる。
届かない人には全く聞こえ得ない周波数。
そしてこの極北ブローインには響き渡る。会場自体がブルブルと震える。
いなくなった人の「存在」だけを歌う。
この日一番の「テラーソング」使い。
やっぱただもんじゃない。
七番手 upriver
緊張してた。すごいわかる！！！わかるよ！
こんな人たちの後だもんね。でもね、僕も心臓が口から出そうだよ（笑）
でも、ブレずに、惑わされずに自分の歌いたいことを歌ってた。
清々しいスリーフィンガー。
青春の輝きと、感謝の曲。
どす黒い渦のまくブローインを浄化する。
僕には青春の歌を作る機会がなかったから、いま、こうやって架空の世界を歌ってるのかも。
ラストはサニー
この日はオペラ「サーカスがやってきた」をやった。
この作品は個人的にとても重要で。25分にまとめるために贅肉をざっくり削ったら、輪郭がはっきりしてきた。
世界中の日陰者を集めてショーにする。テントで旅する。
そんなファンタジー。
最後の最後に重たかったかもしれないけど、これが僕の生きる道。
この日きてくれたお客さんには無料でこの日のセットのCDをプレゼント。
共演者の方も買ってくれた。（この場合は1枚500円）
作品についてはまた後日。きちんと解説しようと思う。いらん世話かもしれんけど、僕自身のために。
20枚作ったんだけど、結構余ってる（笑）
ま、僕の需要はそんなもんだろう。
僕は自分のために音楽をつくり、やる。そこはもう素直になる。
控えめなアンコールをいただいたので「馬出の夜」を
Kei Kumagawaがやはり美味しいところを持っていった。
あいつはこういう嗅覚はすばらしい。好かん（笑）
おかげで重かった空気がさーっと消えて、楽しい夜になった。
ウエムラくんとかケイクマとかには、そういう「ダウンからアップ」にさせる力があるなー。
武器よさらばで言えば
岡村くん＆サニーは「ダウン＆爆発＆暴発」ウエムラくんは「それでも光を！ロックンロール」
モギーくんはどうだろう。楽しみで仕方ない。
【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019
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