しのみやまなぶさんとお初!【魂のゆらぎ2019】レポートその5〜2日目:暗いうちから人は動く

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

 

高塔山に二日目の朝がやってきた。

5時前。まだ暗いうち。だれもいない広場で空を見上げていた。
山の中で、誰もいなくて。
虫の声と月明かりだけ。
ああ、こういうのを体験するためにアウトドアをやるのかなーと思った。

ひとりで反芻する。
考えては解き放ち、繰り返す。
人生を考える豊かな時間だ。

誰かと楽しむのは素敵だけど、ひとりぼっちの時間も大切なひと時。

 

 

 

空が少し明るくなってきたころ、5時過ぎ。
おじいさんがラジオを腰に、近寄ってきた。

「きょうはなんかあるん?」と。

「音楽をやるんですよー一日中」と話す。

「あんたどこからきたんかね」

「福岡です」

「なんで福岡から、こんななんもない山にくるんかね?。うちの嫁もムスメも、毎週福岡にでかけよるよ」

「そーなんですかー」

「ラグビーはどうなるかねぇ」

「どーですかねー」

「今日は試合中止の方がいいんよ。戦ったら負けるかもやし」

「へえぇ」

「ホークスは今日一気に決めないかん!」

「そーですねー」

 

世の中でラグビーとか野球とかが盛り上がってるらしいことは知ってたけど、よくはわかんないので。
もよく知らない人と話せるな〜〜おじさん。
毎日この山を登ってきて、上の広場でラジオ体操をするんだって!すごいよね。

 

おじいさんが去った頃から、魂メンバーも集まってきた。
さて、今日はきのう飛んでってしまった飾りのやり直しからだー。

 

 

バタバタと会場づくりしてるも、もう、開演時間に。

 

作業中にしのみやさんに「よかったら一緒にやらせてもらえません?」といった。
こういうのってやっぱ、同じ釜の飯っていうか、同じ作業を手伝うからこそ言えるよね。
ずっと思ってたし、彩虹にも相談したけど「自分で言えばいーやないんですかー」のいっぽんやり(笑)ま、そうだよね。

しのみやまなぶさんは、僕とは全く違う歌を歌う。
声量もあって、がっつり歌う。
でもなんていうか「真ん中がナイーブなところ」がすごく似てると思ってて(まあ、ブラックホールで仲良くなれる人はみんなそうかも)。さらにお互い人見知りだから時間がかかる(笑)
そして、コード感が、すごい好き。難しいことは全然ないけど、なんかぐっとくる。
やっぱ声かな〜。

 

ステージはハウリングが絶えず、大変だった。
ケン坊さんが必死になって調整してくれてる。
僕も場所をいろいろ考える。

昨日よりステージ上の「反響するもの」が増えてて、生音をマイクで拾うのは至難の技だ。
ミュージシャンは「俺にかえしをもっとくれ!!」っていうばっかりだけど。

もてるスキルと経験とで、ケン坊さんはなんとかやってのける。
すごいと思う。

こんな全然違う音の人たちをなんとか支えようとしてくれてる。
すごい。
誰にもできないことだ。

 

音的には過酷だったけど、すんごい楽しかった。
彩虹が、いっつもパーカッションを「つまんなそうなふりして楽しんでる」のを、いいなーと思って見てたけど、しのみやさんと彩虹とサニーというセットはけっこう面白いとおもう、
またやりたい!
ぜひ。今度はエレキ弾こうかな〜〜。

 

さて、ステージにはたけっち。
朝の10時から「エロ本夏の記憶」

ござにすわって、やじる。
これって村祭りみたいだ。
ここんとこ日本は劣化してばかりだけど、モノはなくても心が豊かな時代を少しは知ってるこの世代からすると、ノスタルジアになってしまった「いこい」の良さがわかる。

AKBのオーディションより、村の祭りの歌声大会のあたたかさよ。

 

今日は夕方の出番なので、ゆったりとみんなをみる。
みんなバラバラ。

ロックンロールも、フォークも、和みもある。
バラバラできもちいい。

天気も良くなって、日差しがきつくなってきた。
ノンアルビールがぶがぶ(笑)

 

つづく。

 

【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019

 





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