こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
キャバーンビート主催の首里城復興支援チャリティーライブに参加してきました。
入場料すべて復興支援へ!という、すばらしい企画。
ぼく自身は沖縄に行ったこともないのに。
なぜ?
- あったものがなくなるという悲劇(そして全てはなくなるものという前提)
- 沖縄を「捨て駒」として利用する全日本人の一人としての謝罪
この二つを感じたから。
まだ見たことはないあの美しい赤い建物が、灰になったという事実。
全てのものは等しく灰になるはずなのに、明らかに沖縄差別を感じる今。
たったこれだけの理由から参加しました。
沖縄音楽や沖縄の歌を楽しみにしてたひと、ごめんね。
癒しやほっこりを求めていたひと、ごめん。
オープニングでホストのsakyさんが歌う。感謝の歌を。
しばらくぶりでお会いしたけど、ほんとに美しくなっていた。
元気でおーいえー!な印象を持っていたけど、
なんだか、しゅっとして、大人になっていた。
きっといろんなことがあって、それが彼女を美しく変えたんだろう。
がんばれ!なんて言わなくても彼女はこれからも頑張るだろう。
いろんなひとが、いろんなかたちの歌を歌う。
それでいいとおもう。
歌は歌う人のものじゃない。聞いて、感じる人のものだから。
二番手のぼくが歌ったのは4曲。
全てワンコーラスとちょっと。
それがちょうどいいと思ったんだ。
- さらばシベリア鉄道
- サムデイ
- ゲットハッピー
- ムーンリバー
やっぱり「熱く」なってしまった。
雰囲気が悪くなったかもしれん。
ぼくは54年間生きてきて、18年音楽をやってきて
やっぱり
やっぱり
自分をさらすことの重要さを感じてる。
うまい演奏、音楽としての「らしさ」の範疇にあるものに、心が動かない。
技術が一番大切だってずっと思ってきたのに。
どんなに技術を磨いても、燃えるようなパッションにはかなわない。
心が動く。
ぼくは「沖縄に行ったことがない人」として、外から希望と怒りを歌った。
恐れを抱かせる罠にはまらないで
悲しみなんて続かない この世界を照らす光はある
あなたは悲しみをここに捨てていけ
僕らはそれを土に変え
豊かな果実を実らせる
あなたは痛みをここへ捨てていけ
僕らは花を咲かせる
この大地へ
この日は予定がつめつめで、半分以上の演奏を聞けなかった。
冬の、あたたかい夜のこと。
なんどもなんども、立ち上がろう。
【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019
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