若葉のころ:五月一號:ビージーズのfirst of mayの輝きそのまんま
何年か前にこのポスターをみかけて、ずっと気になっていた。
サニーもなんだかんだ言って女子高生のミニスカート制服姿が好きなんや!と思われてもしゃーない(笑)
「初恋」というテーマは誰にでも当てはまると同時に、誰ともすれ違う。
みんな違う「初恋」を経験してきてるからね。
このポスターから「やらせっぽくない躍動感」と「ノスタルジックな青い空」を感じたので見たかった。
まあ、岩井俊二っぽさも感じたからうむむとも思ったが。
台湾映画にはクーリンチェ少年殺人事件という、超弩級の傑作があって、
最近立て続けに
- 藍色夏恋
- 恋恋風塵
- あの頃、君を追いかけた』(You Are the Apple of My Eye)
という素晴らしい台湾の映画を見て、「いま、映画は台湾」になってるところにこれ。
若葉のころ:五月一號:交通事故っていう陳腐なはじまりに暗雲立ち込めたが。
17歳の女子高生バイ(ルゥルゥ・チェン)は母、祖母と暮らしている。
ピアノ教室をやってる母ワン(アリッサ・チア)が交通事故によって意識不明の重体に。
主人公たちのスカート丈が短く、足がほっそいことがちょっとマイナスポイントだったところに(ノスタルジックな映画と思っていたからね)この事故。
うーん、これはどうかな?と心配になった(笑)
そんなときバイは、母のパソコンから未送信メールを見付ける。相手は初恋相手リン(リッチー・レン)。
いま、少しばかり恋愛に悩んでるバイは、母が自分とじころ「何を感じていたか」に興味が湧き、メールを送信してしまう。
初恋相手リンは設計事務所で働いてる。
恋人に三下り半を叩きつけられ、同級生と酔っぱらう日々。
実家の部屋からビージーズの「若葉のころ」のレコードを見つけ、高校時代のことをおもいだす。
1982年と現代の台湾を行き来するラブストーリー。
まさに岩井俊二タッチでしょ(笑)
母と、母の初恋時代のリン。
これがまた偉く輝いてる男の子。
制服が茶色い軍服ムードで、クーリンチェのチャンチェンを思い出す。
若葉のころ:五月一號:すれちがう二人。飛んでゆくレコード
青春映画のポイントは、どれだけ「共感のちょっとうえ」のエピソードをかたれるか?ってのが大きい。
この若葉のころはその点、かなりいけてる。
降り出す雨(急な変化)だったり、1982年では「勝手に弁当を食べる」っていうエピソードが、現代では「朝食を彼女と彼女の友達に買ってあげる」なんていうふうに「少し変化球リンク」されていたり。
花の蜜を吸ったり、没収されたレコードを屋上から飛ばす1982年
チアリーディングで踊る現代
先生たちの情事をのぞいてしまいショックを受ける1982年。
三角関係の中で悩んだり、ラブホでのシークエンスとかは現代風。現代はより「フィジカル」になってるところとか。
ビージーズの「若葉のころ」は小さな恋のメロディーの主題曲の一つ。
But you and I, our love will never die
But guess we’ll cry come first of May
とてもいい歌詞。
この歌詞をふたりは「中国語訳」するんだ。
歌詞の日本語訳って、よくやってたなぁ。
時代の違う二役をやった女の子がとてもよかった。
体の動かし方や表情。全く違う印象をうけた。
若葉のころ:どうして少年はおっさんになるのか・・・
先日見た「建築学概論」もそうだけど、女性は美しく歳をとり、男は子供のま歳だけを取るっていうのがいまの映画の作り方?なのかな?
初恋相手のリン。
友達とぐずぐずワインのんでるけど、全然ワインって感じじゃない。
それなりに成功してるみたいなのに「焼酎をあおってる感」が満載なのよ(笑)
僕はもうおじいちゃんな年代だ。
過ぎ去った青春も、ほとんど何も覚えていない。
初恋は覚えてる(笑)
でもそのあと、まあまああった青春ぽいわちゃわちゃをほんとに覚えてない。
言い出せなかった言葉とか、伝えられなかった気持ちとかがないからかもしれない(笑)
そういう意味での「青春」のポイントはかなり低い。青春思い出弱者だ。
だから全ての青春映画がファンタジックにおもえる利点もあるよ。
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