「自助・共助・公助」についておもうこと。どうした?何を守ろうとしてるの?

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

 

総理大臣が辞任するというので新しい総理を決める内輪のパーティーがあっているようで。
まあ、多くの人が指示し、これからもこの国の舵取りをお願いしますといっているようなので、勝手にどうぞと思うんだけど。

その中の大本命の年寄りが

「自助・共助・公助」

というスローガンを打ち出したらしい

  1. 自分でがんばれ
  2. ダメだったらみんなで協力してやれ
  3. それでもダメなら国に頼れ

という意味(ざっくりとした感想ね)だと感じた。

 

 

スタートラインが平等で、誰にでもチャンスがあって、経済的な理由で選択肢が限定されることなく、身体的理由で門戸が閉じられることない社会だったら、この順番で正解だと思う。

つまり「理想郷」でなら、オッケー。

 

でもここは生き地獄。

経済格差で人の未来は、生まれながらに「詐取するもの」「詐取されるもの」が決まっていて、性別、国籍、外見などの「模範とされる型にはまらない」人はそれだけで(なんの犯罪も犯してないのに)生きにくい世界。

 

それでもまだ「自分で頑張ってみてダメだった」ときに

「ああ、そうか、がんばったんだな。じゃあみんなで協力しよう」
っていう風になればいいけど

 

「ほんとか?頑張りが足らないんじゃないか?そもそも甘えてないか?」
っていう社会じゃない?

「あそこに甘えた奴がいるぞ!重労働をサボってる奴がいるぞ!」
って密告する社会じゃない?

 

 

「1」から「2」の段階にいく。まわりに「助けてください」ということがとてもできにくい社会で、しかもそれを「当たり前だ」と思う人があまりに多くない?

どうした日本人。
何に怯えてる?
何を守ろうとしてる?
命や生活、未来以上に守ろうとしてるものがあるの?

 

 

 

「自助・共助・公助」の順番がもし逆だったら、単に甘えた国民になってしまうと言われてる。
何かを選択するときに、国が手助けしてくれたら「甘え」になるの?

「最初から国や、誰かの手をあてにするような人間ばかりになる」
最初から国が手を差し伸べて、誰もが自分の未来を作り上げることの何がおかしい?

 

テストの答えを教えようってんじゃない。
誰でもテストを受けられるようにしたほうがいいってことでは?
だれでも好きなだけ勉強できるようにしたほうがいいってことでは?

 

低賃金で働かないと子育てができない人がいたとき
その人がどう頑張っても未来はほとんど変わらないけど
「賃金を上げる」とか「ベビーシッターを無料で派遣する」とかしたら、お母さんも赤ちゃんも未来の選択肢が増えるんじゃない?それは国などの「公助」でしか実現しない。

 

 

「そんなことは無理。頭がお花畑なんじゃ?」
「人は競争して、強くなるんだ。助けられてはダメ」

こういう人は「いま勝ってる人」だ。
コメントする弁護士や著名人は「いま勝ってる」。
もしかしたら昔、苦労はしたかもしれない。それでも「いま、勝ってる」。
そんなひとがこの社会のシステムをいくら考えて作ったってダメでしょ。
だって「いま勝ってる人」のほうが少ないんだから。

社会はトーナメント戦で、無数の「負け」のうえに「勝ち」はある。
人それぞれ「何勝何敗」かはわかんないけど。
負けが混んできた時はやっぱりつらい。
その人が本来持っていた力も発揮できなくなる。

 

 

僕らは稼いだお金の三分の一程度を「お上」に持ってかれる。
その金はお上の自由に使われる。
おこぼれを待ってる人が「お上」の奴隷なのはわかる。そこには利害関係があるからだ。

でも、いま
「自助・共助・公助の順番がもし逆だったら、単に甘えた国民になってしまう」と言う人たち全員が「お上のおこぼれで食ってる人」ではない気がするんだ。

 

どうしたんだろうか。
みんな、どうした?

  1. 自分でがんばれ
  2. ダメだったらみんなで協力してやれ
  3. それでもダメなら国に頼れ

これでいいの?
本当に?

福祉システムがしっかりした北欧の国の人たちは「甘えて」いるのかな?
チャンスが前より多くなる。
そのことで「サボる」って想定する人は、いま「とにかくサボりたい」んじゃないかな?

じゃあ、なぜ「サボりたい」んだろう。
それは「今があまりにも苦しい」からじゃ?
「サボっても食っていける人をみてやる気がなくなってる」からじゃ?

 

だったらあなたが「やる気がでる」ように、リフレッシュし、休暇をとり、自身について深く考える時間を持ち、見聞を深めるチャンスをあげよう。それが「公助」じゃないだろうか?

 

 

日本はどんどん人が少なくなってきて、国際的にもどんどん置いていかれて、周辺国にどんどん差をつけられてる。
ここに「起死回生の大作戦」があるとするならば

「公助するから、なんにでもチャレンジして!」

それだけだと思うんだけど。

 

僕みたいな55のおっさんにはもう未来はあまりないけど、10年、20年後にこの国が上昇する未来があるとするならば「公助」しかない。

 

あ、もしかしたらもうこの国は死んでるのかな?
だったら自分で頑張るすらできないのは当たり前だね。

 

【801号室】ガーリーおじちゃんは全く役に立たない2020





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