逃げるは恥だが役に立つガンバレ人類！新春スペシャル！！【無感情な台詞回しで重要なことをいう】

こんばんは。実は逃げるは恥だが役に立つ（逃げ恥）の連続ドラマも見たことないんですがね。
「恋ダンス」というものが流行ったりしたことは覚えてる。

星野源の顔も苦手なんだけど、音楽を聴いたことあんまりなかったんだけど、ちょっとだけ聴いてみて「うわーーこの人、他の意見とか絶対聞かない頑固な完璧主義じゃ？」と思って、すこし好きになった（笑）

そして新垣結衣にも興味はない（笑）
僕の「好き」に引っかからない（笑）（なんだよえらそうにおっさんが）

「逃げるは恥だが役に立つ」は、月刊マンガ誌「Kiss（キス）」で連載した海野つなみさんの同名マンガが原作、らしい。
「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくりが、恋愛経験のない独身サラリーマンの津崎平匡と契約結婚し、“訳ありの新妻”として生活を始めるというコメディー。

2016年12月20日に放送された最終回は平均視聴率が20.8％（関東地区、ビデオリサーチ調べ）を記録した。
というのも僕には関係ない話で。

なぜこの話に興味を持ったか？というと、このドラマの脚本家のかたの作るドラマは「社会とつながっている」という評判を持ったから。

まあ、お正月番組だからねぇって感じで、見始めた。

共働きの森山みくりと津崎平匡。
2人で家事の分担をしながら、平和で幸せな日々を過ごしていた。

みくりの会社では、女子社員の「出産の順番待ち」が話題に。
これって聴いたことあるわ〜。
リアルに年配女性が「いま子供つくりたいなんて！会社のこと考えてる？」っていってたもんなぁ。

そんな中、みくりの妊娠が発覚、正式に結婚することを決意する。
ここで入籍をめぐっていま旬な話題「選択制夫婦別姓」ばなしがはいってくる。

「夫婦のことは夫婦で決める」

それだけで済むようなことを、同じ姓じゃないと〜とか、美しき日本が壊される〜〜とか騒いでる人たちに、ほんとに「無感情なテロップ的セリフ」でのメッセージ。

この「熱の入らない感」がこのドラマをずっと覆っていた。

「ドラマチック展開」や「どんでんがえし」や「心揺さぶられる」シーンは、これ以降もまったくない。
無味乾燥なドラマ。

でもこれは悪いことではない気もするんよね。
よくある「みんなを啓蒙しちゃる！」って熱の入ったマグマを裏にかくしてドラマを作ると「興醒め」することもあるから。

このドラマを「新しい時代の予告編＆希望的観測」だと位置付けているのじゃないかな？スタッフは。

このドラマでは

まだ他にもいくつかあったかも？忘れちゃった。

ね？

どれだけ現実と乖離してるか？
どれだけ夢物語か？
どれだけ俯瞰してるか？

当事者レベルに目線を置いて描くと「それじゃ片付かないよね」っていう問題がゴロゴロ。
だから

「無表情にデータとして理想の種をまく」のにチャレンジしたのか、もしかしたらいい気になって（笑）自分たちの理想を掲げただけか。

でも、このドラマを見て幸せ気分になって（？）不安や不満がちょっとガス抜きされて「さあ、あしたからがんばろう」的なものを視聴者が迎えるようなことになると、ここでうたわれてる「理想」はさらに遠くなるのではないだろうか？

ただお正月から「リアルな現実に向き合え！」ってのも酷な気がする。

僕は本編のドラマを見ていないのでなんともいえないけど、徐々にこの「リベラルというか世界レベルの考え方」は、見る人に浸透しているのだろうか？
ダンスのまねばかり（それもすごく楽しいこと）じゃなくて、登場人物たちのような考え方が「架空じゃない」って感じてる人も少しはいるのかな？

ネットの評判を見ると「パヨクあつかい」してるのはたくさんあったので、「新しい世界はいやだな」と思ってる人には届いてるみたい（笑）

僕たちは（あ、僕はもう人生残り少ないけど）、理想を掲げて、それに近づきたいと思い続けることでしか、最初の一歩を出す勇気を持つことはできないし、思い続けることでしか2歩目、3歩目を出せない。

この「絵に描いたモチ」を食べるために、屏風からださねばならない。

ドラマの世界は架空だけど、そこにたどり着くこともできるんだよね。

あ、それから新垣結衣の着てた服、どれもかわいかった〜〜〜
めちゃくちゃ高そうな感じでもなくて。
色合いが良かったな〜

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