アンナ・オズという映画をみました。
ぼんやりとした夢のような、色彩と湿気だけがリアリティをもってる映画でした。
映画評は別サイトでやってるのでそちらで
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記憶が本物って信じられる?
僕は北九州市のいとうづゆうえんちの裏手で生まれ育った。幼稚園まで。小さな団地。薄い灰色の鉄筋アパート。大きな壁は、ひかりを反射して真っ白になる時があり、ずっと見てると残像でへんになりそうだった。
あるとき、近所のおにいちゃんたちと、
「遊園地に柵の壊れてるところがあるから、そこから入ろう」って話になり、
数人で小さな森をぬけてあるいていた。僕は幼稚園生。いちばん小さい。今見ると、森ってほどじゃないだろうし、ちょっとした裏道なんだろうけど。ついていって・・・。
みんなとはぐれて、完全に迷子になった。
ひとりぼっち。鳥の声もする。
こわくてこわくて、泣きそうだったんだけど泣かなかったことを憶えてる。
ここは、山だ。きっと降りればどこかにつく。
そうおもった僕は、下っていった。どんどん。
やけに音がなくて、暗くなくて光がゆらゆらしてた。
どのくらい歩いたのかわからないけど、だんだん車の音や、チンチン電車の音が聞こえてきて。
きゅうに視界が開けて。
いとうずゆうえんちまえのバス停についた。
そこからの帰り道は何とか知ってたので、あるいて家に帰った。
はぐれたことは誰にも言わなかった。
そのおにいちゃんたちとはそのあとも遊んだので、親にはばれなかったんだろうと思う。そのへんはもうおぼろです。
今でもとなりのトトロとか千と千尋とか見ると、実はすこし苦しくなる。現世とあの世とまではいかなくても異空間、異次元へ迷いこむ恐怖感。
でも、昨日の映画を見てて「この記憶ってほんものかな?」と思った。もしくは記憶から消したいという願いから「フィクション」にしようとしてるのかも、と。
今まで何度も夢にみるし、目を閉じてそのことをおもうと、ドキドキする。あの世界にすぐ入れる。でもそれは空想の世界でつくりあげたものじないって言える?いえないな。
人は都合のいいように記憶をねじまげる。
あなたのおもいでは、ほんもの?
記憶は本物でもにせものでも、ぼくだけのものだからいいんだ。
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