会社の上司がグルメだ。
おまけにサブカル好き。
さらにコンピューターオタク。
でもインドアなわけではなく。
山にツーリング行ったり海に潜って魚と遊んでたりする。
ジャズや現代音楽にも明るい。
まだまだネタは尽きず、 話せば長くなる上にワッフルに関係なくなってくるのでこの辺でや めておくけども。
まぁ、分かるでしょう、 仕事なんて趣味を支えるために必要な社会人としてのケジメ、 というおおよその考え方が一致しているので、 私にとっては社内で1番雑談を交わすことの多い上司である。
で、グルメってところに話を戻すと。
お酒も好き、野菜も好き、魚も好き、肉も好き、 いいものであれば好き、という彼についていけば、 飲み場所に失敗することなんて、まず無い。
さらにはスイーツまで詳しいときた。
今はもう閉店して日本から撤退しまった、 ジェラールミュロのガトーショコラが美味しいことを教えてくれた のも。
ロンポワンが博多阪急に入るよりも随分前に教えてくれて、 ホワイトデーの度に面白いチョコレイトをプレゼントしてくれてた のも。
全て、この上司。
そう、京都のダリケーというチョコレイト屋さんも教えてくれて。
お土産で頂いたトリュフは本当に美味しくて。
京都って和スイーツだけじゃないのね！なんて思ったものだ。
そんな彼が、また京都に行く用事ができたと言う。
なになに、 チョコレイトの受け入れならいつでもオッケイですけど、うふふ！
…と冗談で申し上げていたら。
旅先からメールを寄越してきて、住所教えやがれ、 持って帰るの重たいから送る、とのこと。
そんなたくさんいただけるのーん！？
それじゃ遠慮なくーっ！（←ちょっとはしやがれ。）
すると「ハンデルスベーゲン」ってググってごらん、との返信が。
なになに？
耳馴染みがないわ。
んーと、んーと…。
…はっっっ！！！
アイスクリーム屋さんじゃないのー！！
なんてオシャレな！！
さすがは歩くグルメ本！！（←言い過ぎ。）
ありがとうございます、と心を込めて送信し。
もう、届く日が待ち遠しくて仕方ない。
配送と帰宅時間が合わず、1日待ちましたが、無事に届いて開封。
夫と2人で感嘆の声を上げる。
「すごい！ すごい！ オシャレ！」
「6個！ 6個も入ってる！」
「どの味も美味しそう、どうしよう！」
「半分？ 全部半分こ？」
「ひぇぇ、幸せな毎日の幕開け…！」
中にはお店のリーフレットも入っていて。
イートインだと、ワッフルにトッピングして食べれるらしい。
ワッフル！
まるで私のためにあるようなアイスクリーム屋さん！！
私「これは…ワッフル作らなきゃでしょ」
夫「作るんですか…（ワクワク）」
私「作りますよ…」
夫「何味を取っておきますか…」
私「やはりここはオーソドックスにバニラを…」
お休みの朝、早速作りました。
アイスクリームの美味しさを最大限に活かす為に、 シンプルなプレーンワッフル。
甘さも、ごくごく控えめに。
幸せですねぇ、幸せですよぉ、お礼言わなきゃね、 重々伝えねばならぬね…。
本当に滑らかで上品な甘さのアイスクリームでした。
バニラも美味しかったのですが、 チョコレイト味がたまらなかったです。
グッと深みのあるカカオの味、滑らかな口溶け、 じわじわ広がってくる甘み、鼻に抜けてくるほろ苦い香り。
ああ、店舗に行って、お店のワッフルも食べたいわ。
（上司は店舗でワッフルを食べたとのこと。サクッとフワッと、 アイスクリームを邪魔しない、 これまた上品で素晴らしいお味だったそうな。）
行かなきゃ京都。
食べなきゃワッフルとアイスクリーム。
ねぇねぇ、いつ行けますか、旦那様？
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