福岡市馬出にあるライブカフェ、ブローイン。
ほぼ毎月、出演させていただいてる。
ブッキングをコーディネイトするのはマルツカ道氏。
ご自身もすばらしいシンガーソングライターなんだけど、彼の目にかなった人しかここでは演奏できない。
そこらへんはシビアな目をもつ、大沢たかお似のナイスガイ。
週末になると4~5組の演奏家たちがあつまってくる。
ここでのルールは「オリジナルをやること」
アマチュア音楽活動の「オリジナル勝負」のステージ。
熱く燃える作家さんたちが集う。激戦地。
オリジナルを中心に活動してる僕としては「100%オリジナル勝負」っていう先輩がた(キャリアの長い先輩が多いのです。僕はまだ13年目のペーペーですが)にもまれながら、ヒイヒイいっては毎月新しい曲を発表できるところでもあります。
2015年11月7日。
この日のライブはちょっと今までにないくらい熱い戦いだった。
一番手で僕らを震え上がらせたのが「フランシーヌ」さん。
61歳。今日の最年長。
しかし、ベルベットアンダーグラウンドをバックに早川義夫が歌ってるようなうた。
歌われるのは田舎の風景とマリア様。
四つくらいのコードで、ベース音、アルペジオ、キラキラした高音を使い分ける。
これ以上単純にならない曲と、描き出される情報量の多さ。
波。波。波。
圧倒された。
真っ黒の服を着た丸メガネの天使だった。
二番手は「チャーリー林」さん
この日一番の若手で、僕のいっこ下(笑)。いつもは立って歌うんだけどきょうは座り。
座っていても彼はゴジラ。火を吹く。
粗暴な炎ではない。
知的で、抑制のきいた歌を汗だくで歌う。シューレーディンガーの猫や第五福竜丸のうた。
PANTAのように爆発しながら、芯がクール。青い炎。
三番手は「寛」さん。酔っ払い。センシティブな部分を悟られまいと酔っ払うんだけど、底にながれるパンク&ニューウェーブの金属感。
笑わせて、ヒリヒリさせる。緩急自在。
ギタリストとしてもいろんなところで弾いてる。
僕と立ってる場所がすごく似てるような気がした。 恐い先輩のひとりです。
今夜も急に呼ばれて、リードギターを弾かされた(笑)
ま、そういう試合大好きです。
四番手はぼく。
この日はアップテンポのいかれたロックンロールで始まり、絶望のふちを旅したあと、やわらかい朝の光景で着地。
異国のざらついた風と香辛料のかおりをお届けできたらと思ってやった。
手拍子で後押ししてもらい、うまく弾けた。
ズンズンという新曲(ちょっとしたイザコザからうまれた曲)も楽しく出来た。これはもう少し改良しようと思った。曲が短いのか6曲で30分弱。ちょうどいい感じ。
トリは「森田馨介」氏。長いキャリアに裏打ちされた艶っぽい歌。伸びる声。堂々とした姿。
こういう人が「歌う人」なんだなあと思った。
うたってて気持ちよさそうだもん。いいなあ。羨ましい。僕初めてお目にかかったがほかの皆さんは知ってるようで、和やかなムードに。
ギターをドンドン回しながら、会場のみんながリードギターをひく。(お客さんのオカムラヒサシくんも)いやあ、これってすごいね。包容力だな。
終わってから、なんか頭がカッカして。火が消えない。
50代、60代の音楽家たちがこんなにもオリジナリティにーあふれ(そりゃルーツはあるよ。でもコピーじゃなくて熟成されてる)レヴェルの高い演奏、パフォーマンスを見せてくれる。
そんなの見てると、ぼくもまだまだがんばれるし、やらなきゃ!と思う。
すがすがしい初老たち。
年をとるのはステキなことだ。絶対そうだ。
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