宇多田ヒカルが活動再開するので、活動休止した時に書いたものを再掲してみるよヽ(´∀`)/

宇多田ヒカルが活動再開するんだって!
うれしい。超うれしい。ありがとう!サニーさん書いた記事を見て、(https://mylifeismine.net/archives/5038
以前、自分のブログで書いた記事を読み返してみたら、
なんか胸がいっぱいになったのでこっちにも載せてもらおうかなと。宇多田ヒカルが活動休止を発表したのは2010年8月。
それから約半年後、2011年2月に、NHKでやった特集番組を見た後に書いた記事を、一部修正したのが、以下です。
元記事: http://emitemit.hatenablog.com/entry/20110203/1296735323

「人間活動に専念」去年の8月、そんな表現による活動休止の報を受けたとき、「この人らしいな」と思った。
宇多田ヒカルって、なんかヒューマニズムを感じるアーティストだ。

たぶん、「浜崎あゆみみたいになりたい」とか「倖田來未かっこいい」とか
「西野カナにあこがれる」とか、古くはアムラー現象とか、
そういう目線で見られたことってないよね、宇多田ヒカル。

「ひどい劣化」「まったくそそられない」とかいう男性の意見をしばしば耳にするが、ばかもの!
彼女はルックスで評価するようなキャラクターとは違う!
それに、アイドルやモデルみたいじゃなくっても、
とてもきれいな目と豊かな表情をもった、すてきな容貌だと思うぞ。

ともかく、「女子高生のカリスマ」にも、あるいは「男子のオカズ」にもならずに、
トップセールスを続けてきたってことは、つまり楽曲そのものが支持され続けてきた証拠!

 

 

nijiirobus

 

楽曲の中でも、
聴く人をアジる(アジるって死語か。煽る)ことも、
孤独な自分に酔うことも、
いわゆる「がんばれソング」的な、安直なポジティブさに終始することもない。
これもまた、従来型の若くして一世を風靡したアーティストとは一線を画している。では何を歌っているのかというと、一貫して等身大の世界。
等身大といっても、そこは詞・曲・アレンジともに一級品。
宇多田ヒカルの楽曲のすばらしさは、
ずば抜けて高いクオリティですごく普遍的なことを表現しているところにあると思う。どの歌も、特にサビには印象的なフレーズがあてられていて、
メロディと一緒にするりと入ってくるようになっているのと同時に
1曲を通しての世界観もきちんと完成されている。奇抜な表現や難しい言葉を使わずに、魅力的な詞を書ける人なのだ。
しかも、感じること、考えることが、年相応に進化・深化していくようなのが、宇多田ヒカルの強みだと思う。

たとえば恋愛についてのフレーズひとつをとってみても、

•「そばにいるだけで 君とパラダイスにいるみたい」(Automatic)
•「最後のkissは 煙草のflavorがした」 (First Love)
•「願いを口にしたいだけさ 家族にも紹介するよ きっとうまくいくよ」(光)
•「気になるのに聞けない 泳ぎ疲れて君まで無口になる」 (Distance)
•「どうしたの?と急に聞かれると ううん、なんでもない
さようならの後に消える笑顔 私らしくない」 (The flavor of life)

恋の楽しさや、恋そのものへの憧れを歌っていたデビュー当時から、
時を経るごとに、さまざまな恋の喜び悲しみ、微妙な心のひだを表現するようになっていったし、

•「全てを受け入れるなんてしなくていいよ」(Deep River)
•「誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
それでもあなたを抱きしめたい」(誰かの願いが叶うころ)
•「ちょっとやそっとで満足できない だからkeep trying」(keep trying)

生きる痛みや矛盾も歌ってきた人だから、応援歌的なものも薄っぺらくない。

アーティストはみんな感性がユニークだったり豊かだったりするんだろうけど、
宇多田ヒカルにはそれだけじゃなく、“考え深さ”のようなものがあるように思う。
感じるだけじゃなくて、深いところまで思索する能力。
それが、若くしてデビューしても、彼女を世間ズレさせすぎず、ネタ切れにもさせずにきたんじゃないかと思うのだ。

ずば抜けた才能を持ちながら、ふつうの人の心に届く楽曲を作る。
普通とはかけ離れた自身の生活や経験を、
普遍的な概念・具体的な例示に昇華できる賢さがあってこそ、できることだよね。

それでも、ものすごいスケールでお金や人が動くビッグビジネスの中心に10年以上もいれば、
心身ともに疲弊してしまうのはあたりまえ。
「普通であること」とのギャップも広がる一方だろう。
マネージャーがいないと電車にも乗れないような人にはなりたくない」。
“人間活動”について、彼女はそんな説明をした。両親ともにミュージシャンであるために破天荒な生活だった子ども時代について番組でも語っていて(*1)、
だからこそ「普通であること」にこだわり続けようとする面もあるのかも・・・
なんて勝手な想像もしてしまうんだけれども、
ともかくその姿勢はアーティストとしての彼女にとってもプラスだと思う(*2)。宇多田ヒカルの歌を聴くと“gift”という英単語がよく思い浮かぶ。●gift・・・特別の能力;天賦の才能, 天資;才能
(英和辞典より)

作曲やアレンジの能力が高いレベルで安定してることといい、詞の表現力といい、
まるで神様に愛されたような才能をもった人。
同じ時代に生きてることを幸せだと思わせる人。

でもね、だからといって、
マイケルやマドンナのような、雲の上のスーパースターになってほしいわけじゃないんだよね。
普通の人でありながら、世界に対する鋭い感性や深い洞察力を発揮して、
普通の人にさらりとわからせるように聞かせてほしいなと思っている。

すんごく長々と書いたけど、
この記事は、宇多田ヒカルの人間活動を支持し、かつ、さらなる長いキャリアを期待するものです。

 

goodbyehappines
•「何も知らずにはしゃいでた
あの頃へはもう戻れないね
それでもいいの Love me」 (Goodbye Happiness)

*1: 最近、車乗ってないな・・・と両親に聞いたら、「スタジオ代のために売った」。そんなふうに生活が不安定だったから音楽で食っていくようになるのはいやだった、と語っていた。

*2: たとえば、同じ女性のトップアーティストである浜崎あゆみなどは、普通でありたいなんて思っていないに違いない。それはそれで彼女らしい覚悟ある姿勢だと思うが





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