ジョン・レノン没後35周年イベント@キャバーンビート【War is over?】

普段はオリジナル曲をつくって、きいてもらうことが多いのだけど
だれもそんなもん聞きたくないよなんていう声も。

そんならカバーというものをやってみようじゃないかとはじめた、カバー。

そのなかでも一番敷居が高く、難易度が高いであろう「ビートルズ」。
昔、高校生の頃、倍速スピードでオールマイラビングをやって、しこたま怒られたことがある。
ビートルズなめるな!って。

めんたいロックやパンクバンドが大好きで、オールドファッションドなバンドが嫌いだった。15歳なんてのはそんなもんだろ。温故知新なんてのはもっと分別をもってないとできない。

中学校のときに、ギターのうまい友達を見て、すげえなあとおもった。
そいつが弾いていたのが「ヘイジュード」や「イエスタデイ」だった。そんな風にビートルズは雲の上の存在で、触るべきものじゃないと思ってた。

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ビートルズは避けて通ってきたけど、去年からマーヤとセーラーゾンビやソロでお世話になってるキャバーンビートで、ジョンの命日にイベントをやると聞いて

これはやらねば

と「出演させてください」とお願いした。

 

1980年。ジョンが撃たれた日。
ぼくにとってはおなじ年になくなったマイヒーロー「スティーブ・マックイーン」の印象が強く。
でも同級生(バンドマン)が、すごい落ち込んでいた姿をおもいだす。

 

ジョンに関して言えば、ビートルズ後期からソロのジョンの声はあまり好きじゃなかった。
初期の怒ってるんだか泣いてるんだか馬鹿にしてるんだか正直なのかまったく判別できない歌声が大好き。

オーティスレディングやジョニーロットンのように、声そのものが暴力で、愛情で、冷たくて、やさしい。
声が世界一の楽器のような。感情のかたまりの。

英語で歌われても、意味なんかわからなくても背筋がぞぞぞぞってする、声。

 

ぼくは自分の歌や声に、異様なまでにコンプレックスをもっていて。
初期のジョンはあこがれのまとだ。

 

で、カバーである。

英語のうたはいまひとつ消化できない。
日本語の歌をいつもうたってるから。
なにをやろう。

有名な曲と、本人がそんな好きじゃないって言ってた曲とかやってみよう。
で、選んだのが4曲。
それを全部日本語に意訳する。
ビートルズを日本語でやるなんて!怒られるに決まってる。
でもこれが僕だし。
歌を自分のものにするにはこれしかない。

 

「イエス・イット・イズ」

その服を今日は着ないで欲しいんだ
赤い色が僕の心を惑わせる そうさ
恋は水色 思い出は淡く
だけど赤い色に染まってくいつだって そうさ

幸せは続かないって
僕は信じられずにひとり今日もないてる

薔薇のような赤 さそわれては傷つく
赤い色は悪魔の舌のようさ そうさ

幸せは続かないって
もっと二人でいつでもいつもいつも一緒にいたかった

その服を今日は着ないで欲しいんだ
傷ついた心が泣いてる おお真っ赤な涙 真っ赤な涙

センチメンタルなポップス。A面の「涙の乗車券」よりこっちが好きだった。なんかの本で、好きじゃない曲だといジョンが言ってたってのを見たので歌ってみた。
今回意訳詩としてはうまくいったかなと思ってる。

 

「ヘイ!ブルドッグ」

これはかなり好きな歌。かっこいいギター。ボーカルがわざと抑えられてる感じがムーンライダースみたい。
ギターがんばってみた。黄金のロックンロールリフだね。
間奏にパープルヘイズをいれようと思って練習してたんだけど、本番で気が変わって「ウェルウェルウェル」のギターを入れてみた。
本番でいつもなんか変わってしまうなあ。ま、それがソロのいいところ。

 

「ビューティフルボーイ」

これは妻からのリクエスト。ジョンは愛と平和の人。だけど、それはきっと世界平和ではなくて、我が家平和なんじゃないかなとおもう。見えるもの、手に触れるもの。それが幸せであって欲しい。
子供が生まれた20年前のことを思いながら。

 

「ジェラスガイ」

この曲だけは、昔からカバーしてる。日本語で。ほんとなさけないうた。自分にぴったりの曲。ジョンの歌はなまなましすぎて、ブライアンフェリーの歌のほうをよく聞いてる。

 

イベントではぼくは一番手。

お客さんはまだそこまで集まってない。ちょうどいい感じじゃないか。
さあ、みんな、怒らないで聞いてください。
馬鹿にしてるつもりはないんだ。
ひねくれてはいるけれど、これがぼくの楽曲に対する愛情表現なんです。

 

演奏と歌は、ものすごい緊張感のなか、うまく行った。
ミスもあるけど限りなく自由にできた。

それほど怒られなかった(笑)

 

ギターをほめられたり、作詞をほめられたり。うれしかった。
さあ、あとはビートルズ愛にみちたひとたちの歌をゆっくり聴こうじゃないか。

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年をとればとるほど「守り」に入っていくから、いつも無理やり冒険しないとね。
今年からずっとそう思ってる。

またなにか機会があれば、カバーやってみたい。
日本語で。





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