三菱地所アルティアムの展示って、いつもちょっと気が利いてていいね。
今回、ときどき告知を見てたんだけど、なかなか天神イムズに行く機会がなくて。
奈良美智さんや、会田誠さんの絵を見に行った。
小さな会場に、ほんの数点の展示。
これ、すごくよかった。
レコードでいえばEP盤みたいな。4曲いり。
CDの時代になって、大量の音楽が一枚のメディアに収められるようになって
流しながら聞くとか、車で聞く文化になって
さらに、聴く曲だけしか聞かない文化になって
大量の中からチョイスして、それ以外をゴミ箱に捨てるような日々。
このくらい考えられたテーマで、個人的な視点で集められた7人のアートを見る。情報の発信と受信がすごくすんなりいく。
タグチ・アートコレクション。すっきりと収められた作品は、饒舌だ。
人気の奈良美智、会田誠を呼び水に、知らない人の作品を見る。
するりとした印象の黒人の肖像画や、そこらにあるものを、単に組み合わせて放置しただけに見えるものや、メディア時代ぽい写真なんかを見る。
近くによって見る。
少し離れて見る。
このくらいの数の作品が、ゆったり展示されていて、数百円でみれるなら、ほんといいね。
昔、「想像力と数百円」というコピーがあったけど。
想像力は無料だけど、それをかきたてるものが、バーストされるものが必要。
それも、若い人が気軽に見れるような安価で。
タグチ・アートコレクション しあわせの相関図《三菱地所アルティアム》のような試みは素敵だな。
一番印象的だったのは小泉明朗の「劇場は美しい午後の夢を見る」という映像作品。
4台のモニターで語られる、山手線のなかでの脳内・脳外モノローグと会話。
「俺は毎日何をやってるんだ」
「演じてるだけだよ」
「夢を見てるだけだよ」
繰り返される。視点が変わる。窓の外はいつも新宿。ぐるぐるまわる山手線。はじまりもおわりもなく、ぐるぐる。
東京にいるころ、アタマの中でいつも会話してた。意見の違う数人が会議をしてた。脳内ポイズンベリーのような、脳内戦争のような。
いつもネガティブが優勢だった。
車両の全員を殺したいと思うこともあった。脳内の情報処理能力がまだ勝っていたからよかった。
「演じてるだけなんだよ」そんな救いの言葉をまっていたのかもしれないなあ。
最近、博多駅方面で用事をすませちゃって、天神にいくことが極端にすくなくなった。
三菱地所アルティアムは、昔からずっと僕らに「豊かな愉しみ」をくれてた。
たまには天神に、もどろう。
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