高橋プランクトンワンマンライブは「ワンマン=ひとりぼっち」ではなかった。

高橋プランクトン:ワンマンライブ@ブローイン

朝から激しい雨で、ものすごい頭痛で。
立ち上がるのもやっとだった。這いながら、馬出ブローインへ。

いつもはゆったりとした空間に、ところせましとイスが置かれていた。
受付には高橋プランクトンと相棒の太一くん。この日のために焼いてきたライブCDを30枚わたす。

続々とやってくるミュージシャン。よくある互助会的な、もしくは友達だから、もしくは一緒に飲むための一次会的な雰囲気がない。
そこにあるのは、歌を歌う人間が「こいつの歌を、いつもより長い時間みたい。聴きたい」という欲求だ。「こいつの正体を確かめたい」というのもあるかも。

そして結果、その場にいた全員を悔しがらせ、燃え上がらせることになる。

 

高橋プランクトン:盟友の太一君をオープニングアクトにスタート

ぎゅうぎゅうの馬出ブローイン。
最初に数曲「太一君」というシンガーが。
旅を一緒にした盟友。彼の話はよくプランクトンから聞いていた。数々の仰天エピソードをもつヤバイ人(笑)

意外にも、普通に青春ぽく。プランクトンとは真逆で言葉をがんがんに詰め込みながらの、長い手紙のような歌。思いをゆっくり遠回りしながら昇って行く。
MCの「ヤバイ人」な感じとは大違い。きわめて青春ポップ。
プランクトンの歌とはまるで接点がない気がする。
きっとふたりを繋いでるのは心なんだろう。
(それか、焼肉とごはん笑)

 

高橋プランクトン:一曲一曲がすばらしい感情の上がり下がり

高橋プランクトンの歌は、爆発と静寂を繰り返して、情景を、心情を描き出す。
希望の光もないような真っ暗な闇を、強烈な稲光が真っ白にするような。
沸騰してナベからあふれ出すお湯に、すっと水を差すような。
絶えず変化する。
歌詞の少なさが聞く側の心に「想像力」の芽をふかす。

  • 雑草の歌
  • 生きねばならぬ
  • 応援歌
  • とんたのもり
  • 君は元気かい?

などの何度も聞いた(一緒にやった)曲は、アタマの中のヘビーローテーションだけど、長時間のワンマンならではの曲が本当にすばらしかった。

  • 時給675円で脳細胞が死んでゆく
  • すってはいているうちに骨に、灰になっちまう

アイロニーにまみれた美しいフレーズ。

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高橋プランクトン:缶コーヒーがビールになる。そして無くした物

夜の公園で話すふたり。俺たち最高だよな!って。
お金はないから缶コーヒーふたつ
時間はあるから夜通し話す
眼は夢を見てるから輝いてる

そんなふたりが時を経て

お金はあるからビールを
時間はないからこの一杯でおわりに
でもまだ眼は夢を見てるから輝いてる

こんな短くも鮮烈な歌詞。語るべきすべてはここにあり、言葉は二人の表情までイメージさせる。

僕らはお金のために時間を売ってる。
生活のために忙しくはたらく。
夢を切り崩してお金を稼ぐ人が多い。きっとほとんどそうだ。
でもプランクトンはまだ夢をみてるから輝いてると歌う。

心が震える歌だ。
若き日のディランのようだ。
生活の苦味も、成長のきしみも、この短い歌に現れてる。

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高橋プランクトン:本当の姿はアンコールにあった。

雑草の歌をうたい、本編はおわり。なりやまない拍手の中。彼は歌う。

児玉知道という歌を。

児玉君はブローインであったミュージシャン。彼のレコーディングメンバーとして僕はすごく楽しい時間を過ごさせてもらった。高橋プランクトンも児玉知道も個人的にかけがえのない音楽家だ。

児玉くんはふるさと山形にもうじき帰る。ギターだけを抱えて福岡にやってきて5年。たくさんの歌を歌い、出会い、苦しみ、笑っただろう。
そんな彼に、まだ25歳のプランクトンは

歌っていいですね。どこでも歌えるから。僕は僕の場所で。あなたはあなたの場所で

なんてうたうんだ。

 

泣いた。

ほんとそうなんだ。どこでだって歌える。ぼくらはどこにいたって歌ってるんだ。

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高橋プランクトン:戦い続けて負け続けてるロックンローラーから「戦い」も「負け続け」も引き継いだ彼は歌う。

最後の最後「ロックンロール(仮題)」
大きな音だしゃロックかい?
今手首を切ろうとしてる君のほうがよっぽどロックじゃないか
死にたくなったらここにこいよ
ずたぼろのロックで殺してやるよ
そしてこんどは生きてるきみの
ずたぼろのロックで俺を殺してくれ

 

この歌が日本中の、「生きててもしょうがねえ」と思ってる青少年・中年・老人たちに届きますように。

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高橋プランクトン:彼は生き延びた。そのことを知ってる家族。

きのうは会場にお母さんとおばあちゃんがきてた。
家から出ることができなかったあの日も
工場で死んだように働いていたあの日も
家族はずっとそばにいた。

彼は一度死んだんだろう。脳細胞と一緒に。
ギターを手にして復活したんだ。ジーザス!

おかあさんやおばあちゃんが、あの頃想像した未来と、いまの高橋プランクトン(かずくん)はぜんぜん違うでしょう?
こんな多くのひとが彼を必要とし、彼の歌を好きで聴きたいと思い、雨の中集まってきた。
こんな事実を目の当たりにしたおかあさんとおばあちゃん。

どんな思いだったんだろう。

 

全国の、息子さんや娘さんに絶望してるご家族の方。
プランクトンは生きている。あなたの娘や息子と同じように。
だからもう少し、温かい目で見てあげてください。
そして、彼や彼女が「生き生きする場所」「戦える武器」を手にすることを願ってください。たとえそれがご家族の意図しないものであっても。

 

いきねばならぬ。
だって、僕や君はいま、いきてるんだから。

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