東京ディスティニーランドがやってきた
東京ディスティニーランド?ディズニーじゃなくて?
最初は聞き間違いかスペルミスかと思った。
彼の噂は「斜め45度企画」主催の松永美咲さんから何度か聞いていた。
「東京さん」「東京さん」と嬉しそうに話す美咲さんを見てると「こりゃきっとすごいに違いない!」と思った。今回東京ディスティニーランドさんと共演。
楽しみに待ってた。
「女装する」
「一人芝居」
「職質受けまくる」
ほんの少しの前情報を胸ポケットに入れ、自分の出番を終え、彼を待つ。
東京ディスティニーランドは時空を旅するUMAかもしれない
舞台映えする大きな体と、派手な顔。
さらに衣装がこうだ。
怖いだろう。
怖い人かもしれんと思うだろう。
火を吹いたり、臓物を投げたりする「前衛」ではないかと疑うだろう。
そんなもんじゃないぜ!
身体中の免疫細胞が活発化するくらい、息が苦しくなるくらい笑える素晴らしいエンターテイメントだよ。
この日の演目は「走れメロス」をとてつもなく歪曲した戦場のオペラ。
あちらこちらに適当なイメージのギリシャ、トロイの木馬を放り込んで
隙間隙間に「ジブリネタ」を挟みpHを調節する。
読めない展開。
スマホでの検索タイム。
音響を担当しながらのアクション。
首を持ったメロスは100万人の軍勢を前にして、なおも走る。
お芝居を見て、笑う。シンとする。
東京ディスティニーランドのお芝居は、言葉と音楽を解する「人間」として最高に楽しい時間を過ごすことができる。
フィジカルの強さと、想像力のビッグバン。
美輪明宏の亡霊が空を飛び、息をもつかせぬノリツッコミ。
馬鹿だろうが、お偉いさんだろうが楽しめる。
巨大化し、暴君を踏み潰し、星を破壊する。
大暴れした後行き着くのは、とてつもなくまともで美しいエンディング。
まるで進撃の巨人の現れる吉本新喜劇をスタジオジブリで製作したようなカタルシス。
大笑いした後に、シンと心に届くポジティブ。
溢れるネガティブと疎外感の沼地の底から現れる、情と光。
東京ディスティニーランドの世界は、実は「人生を肯定する、力強いポジティブエネルギー」の塊だ。
お芝居を見て「すごい!」とかしか言えないなんて悔しいけど。
本当にすごい!としか言いようがなかった。
すごい「○○○○」!
この「○○○○」の部分にはいろんなものが入る。見る人が自由に入れることができる。
「おかしい」「面白い」「不条理」「かっこいい」「抱かれたい」
お客さんがいろんな言葉を入れられる箱。それが東京ディスティニーランド。
東京ディスティニーランドとTDLの違いは?
この日、二つ目の演目(アンコール)については「かんこう令」がひかれてるので話せない(笑)
でも、夢の国と「少し違う名前」を背負って立つ東京ディスティニーランドの一人芝居ここにあり!という内容だった。
僕らは生まれて、
いろんな事情により、人の数だけのオリジナルな人生を過ごす。
人生に迷う、なんて表現があるけど、そういう意味なら「全員が迷ってる」はず。
遠くの明かりをあがめるあまりに、目の前の美しい形の石を見つけられないこともあれば、目の前の大きな岩ばかりが目に入り、その向こうの湖が見えない時もある。
東京ディスティニーランドは架空の人生を演じてくれる。
悪夢のような世界や、目覚める前の虚ろな夢。
彼の肉体を物語が動かし、僕らはそれを見ることができる。
流れてくる汗が本物なら、演じられる「架空」もリアル。
東京ディスティニーランドとTDLに違いはない。
どちらも夢の国のプレゼンテーション方法が違う宣伝マンだ。
僕は東京ディスティニーランドが好きだ。
情熱を持って自縛する魂。
魂を解放するために、あえて縛る。
福岡にもこれからも何度も来てくれると思う。
ぜひ、その目で僕は東京ディスティニーランドを目撃してほしい。
写真は「斜め45ど企画」主催の松永美咲さんから拝借してます。
面白すぎて写真撮れなかったので。
◆
◆
◆
◆
ちゅるっと毎日すっちゃうスティック!
鉄分補給で元気にきれいに!「ちゅるっとサジー」かわいすぎる健康食品がSNSで話題沸騰!プレゼントしても喜ばれること間違いなし!
ブログアパート「私の人生、私のもの」よんでくれてありがとう。
FACEBOOKページをフォローしていただけるとうれしい。
新しい記事をお届けします。
◆
◆
◆
◆