スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方:感想【どうしてもうまくいかない時はしょうがないよ】

スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方:タイトルに難あり?

なんとなくゆるーい、いい感じの映画ぽいタイトル。
見ないタイプの映画かな〜と、とりあえず留守録消化。

出だしのシーンの可愛らしさで「お、当たったかも」と思わせる映画で、内容も案外重くて、でもスッキリする佳作。

遠く離れて暮らしていた姉とゲイの双子。弟マイロが自殺未遂。その電話を取った姉さんマギー。彼女も睡眠薬で自殺しようとしていた。
この出だしから、コメディセンス溢れるリズムの良さと、ゲイの弟と、男とすぐ寝てしまう姉貴の自分勝手でわがままで、でもお互いのことを大事に思ってるツインズの話が始まる。

田舎町からニューヨークに戻って、姉の旦那と三人で暮らし始めるんだけど・・・

 

スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方:どんなにいい人でも無理

姉の旦那さん。筋肉バカぽいところはあるけど、本当にいい人。
明るくたくましく生きていこうとしてる。
ジョークはイマイチだけど、優しいし、ナイスガイ。

でも、姉は彼に黙って避妊してる。
「母親に捨てられた自分が、母親になれるんだろうか・・・」

人生、無理して自分を「他の場所」に置くことがある。
それはサラリーマン社会だったり、
妻というステイタスだったり
母という立場だったり。
無理して作った、無理して染まった世界にはやっぱり馴染めない。
少しづつの亀裂や軋轢が
「大丈夫、上手くやれる」と言い聞かせる心を病ませる。

こう書くと、重そうだと感じるかもしれないけど、主演の二人が本当にチャーミングで、
「そうだよねぇ。あるある」
と思わせるんだ。

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スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方:重たい話をするりと抜ける見た後の気持ちよさ

弟の過去の性体験や、姉の自己嫌悪。
ずんずんに重たいテーマと、よくなりそうなときに起きる問題。
上手く生きていけない。
上手くやっていけない。
はああとため息が出るシーンもあるけど、それに挟まれる可愛らしいいシーン。
人生ってハッピーとアンハッピーでできてるんんだよなぁとしみじみする。

中途半端に落ち込んでる時より
あ〜〜もう最悪だ!って思ってるときに見た方がいい映画かも。

もちろん、映画らしいご都合主義もあるんだけどね。

映画って、イントロだなあと思う。
イントロだけって映画もあるけど、
イントロがつまんなくて、その後よくなる映画って少ない気がする。

色合いも、
姉のセーターも
ハロウィンも
秋の紅葉からさす木漏れ日も

美しくて品がある。

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