ゆとり世代のオリンピック、終了。うすら寒いクールジャパンへ。

結局のところ、ニュースやLIVEで、オリンピックを見た。
スポーツに全く興味がないのに。

走ったり、投げたりする体の動きは美しいなあ。
勝ったり負けたりするのが人生だなあ。

そんな感想をもった。

 

政治的なメッセージを送るものもいた。
戦火の中からやってきた人もいた。
敗者というものが存在しないのじゃないかと思えるような瞬間もあった。
倒れた人に手を差し伸べようとした選手は、自国のプレッシャーから一瞬、解き放たれていたように感じる。

いろんな選手が世界中から集まって、自己新記録を出したりするオリンピック。

 

国が、お金をかけて選手を育てる。
選手は国のお金、税金で強くなる。
それがなんだか変な風に取られてる。
国は広告塔として、国の威信のために選手をつかう。
でも、
走ったり
泳いだり
ルールの中で戦ったり
飛んだり跳ねたりするのは、選手。

選ばれた人。

 

何にもできない僕の代わりに、青春を投げ打って、ゆとりを投げ打って練習を続けて
ほんの一瞬の試合にすべてをかけて戦って
勝って、負けて。

そんな人のために払うなら、税金なんて嬉しいものだ。

 

すべての選手は賞賛されるべきだ。
そしてすべてのメダルは「国」ではなく、自分の家に持ち帰って欲しい。お父さんやお母さん、身近な人や応援してくれた人に見せるために。

あなたたちを見て「すげえ!」と、何度思ったことか。
「まあ、大きくなったね」と思ったことか。

 

スポーツをやらない僕だけど。
スポーツってすごいと思った。

 

だからこそ、閉会式のマリオには悲しい気持ちになった。
最後の最後で、汚された気がする。

風向きが変わったようだ。
炎を煽る、右からの風に。

文学も
映画も
漫画も
大いなる抵抗を見せていたはずなのに。

 

あなたを「クールだね!」っておだててるひとの顔を、本当に見たことがありますか?

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