劇場で見る予告編で「君の名は」というのがあって。
アニメなんだけど。
絵が今ひとつ好きじゃない。
でも、面白そうなんだ。
では作風を見てみようと、ゲオの50円セールに乗っかって、二本見てみた。
もう一本の「星を追う子ども」と、どっちが先とか、監督がどんな人とか全く知らない素人です。
そんな素人が感じたことを。
雲のむこう、約束の場所:やっぱり絵に馴染めない
SF的な、でも現代的なお話。
よくわからなかったことばかりで、全くの独りよがり。
それか、友達だけにわかってもらえればそれでいいやっていう「ぬるいアマチュア気質」を感じた。
で、話はぼーっとしてる。ジュンくん(吉岡秀隆)はブツブツと厨二病丸出しで呟き続ける。
アニメ声の気持ちの悪さと、俳優のギャップも感じる。
いろんな日本のアニメの影響が強くて、パロディか?と思う。
音楽もそう、下世話で説明ちっくで。
つまりは、気持ち悪いくだらない作品なんだ。
でもね、これが「つまんねー!」ってばかりじゃないんだ。不思議と。
雲のむこう、約束の場所:アニメが世界の中心の人たち
イライラするキャラクターたち。
アニメしか見てないようなスタッフ。
アニメが好きな人たちとしか触れ合ってない人たち。
でも、その人たちにしか描けないアニメだと言える。
ジブリ作品やエヴァンゲリオンなどの大作品から、萌えを活動源とする、森羅万象。
その人たちが盲目的に作る映画。
ある意味では「幸福の科学」とか「創価学会」とか、「オウム真理教」とかが作るようなアニメ映画。自分たちが信じるものを「神」とした上で、排他的な芸術を作りあげる。
雲のむこう、約束の場所:わかんないなら、わかんないほうがバカ。
ストーリはこう。
日本は戦争により南北に分断されていた。米軍の統治下にあった青森に住む藤沢ヒロキと白川タクヤには夢があった。それは津軽海峡を走る国境線の先にある巨大な塔まで、小型飛行機で飛ぶことだった。そんなある日、2人のあこがれていた沢渡サユリが突然転校することに……。
なかなか面白そうでしょ?
でも恋愛描写はどっかで見たことのあるものばかりだし、SF設定も説明不足で「君ら、SFわかってないから、僕の作品、わかんないよね〜(笑)」って言われてるよう。
映画を作るってのは命をかけるものだから、これほどまでに脳内だけで生きてる感じをしっかり作りこむってことは、この監督自体が登場人物の一人のように「ずっと眠ってる」んじゃないだろうか??
「雲のむこう、約束の場所」は、約束の場所があると信じ続けるユダヤ人のシオニズムのように、アニメの神格化を狙った映画かもしれない。
それに呼応する人たちが少なからずいるから、監督は神だと崇められてるのだろう。
雲のむこう、約束の場所:背景の美しさはまるでプラネタリウム
この映画の、この監督のファンは「背景の美しさ」に惹かれてるのかもしれない。
電車の光、夕暮れ。
そのシーンの美しさは、アニメ映画の最高峰じゃないだろうか、
圧倒的な画力がそこにある。
でも、それは「リアル」じゃないんだ。
登場人物の心情がフィルタにかかってるから美しく感じるんだ。
無言の風景が饒舌に語るところ。それがこの映画の面白いところ。
映画としてみたなら★一つってとこだけど、文化人類学的な面白さに心惹かれる。
そして、案外面白いんだ。
ここが説明しづらいんだけど、
つまんないけど、面白いんだ。
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