アバウト・タイム~愛おしい時間について~感想【邦題・ジャケットだけみてつまらない作品だと避けてたシリーズ】

 

アバウト・タイム~愛おしい時間について~レンタルビデオ屋さんで何度か見た。でも手に取らなかった。

だってさ。
このジャケットですよ。

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なんか、ゆる〜い、ラブロマンスものポイ。
勝手にどうぞって感じ。
でもこのところ良作をどんどん紹介してくれる友人からの「私も意外だった」というおすすめだったので。

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アバウト・タイム~愛おしい時間について~失敗を何度でもやり直せたら?

なぜか男だけがタイムトラベルができる能力を代々持ってる一家。
その能力を使って彼女との出会いや、セックスを何度もやり直す。

人生は一発勝負だからこそ面白いし、「ああ、あそこでああやっておけば」と悔やむことがたくさんあるのが豊かさだと思うんだけど。

で、主人公はいい奴で、自分の恋愛だけじゃなく、周りの人の失敗やアクシデントも、遡って助けてくれる。
そのせいで、うまくいっていた「現在」をなかったことにしちゃったりもするけど、めげない。
何度でもやり直す。

最愛の彼女と結婚して、普通の日々を暮らしながらも。

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アバウト・タイム~愛おしい時間について~そこそこ突っ込みどころもあるんだけど

タイムトラベルは基本、無理があるから、誰もが納得できるような仕組み・システムを映画の本筋に持ってくるのは難しい。
小説に比べて、映画は「読み取る力・理解する力」を必要としないし、頼らないから。

でも、

自分の子供が生まれる(受精する)そのタイミングは一瞬で、過去をやり直すと同じ子供が埋まることはないという「面白い言い訳」が効いてる。

そりゃいつまでたっても、子供の頃のトラウマ除きに終始する人生送っていてもしょうがないけど、後悔や失敗は「修正できるものならしたい」って欲望にとらわれる。

それに待ったをかけるのがこの言い訳。

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アバウト・タイム~愛おしい時間について~主演のレイチェル・マクアダムスの可愛らしさったら!

アンティークのワンピースから、真っ赤なウエディング、仕事着。下着姿。
彩度を抑えた映像の中で、空気感を作ってゆく。
ものすごい映像でタイムスリップを見せるわけじゃないところもいい。
とにかくCGの気持ち悪さがない。

ストーリーのテンポや背景の変化。
そして急展開。
物語の芯。
どれもエンターテイメントとして一流だ。
映画が、ストーリーが好きな人に綺麗にはまる。
あっと言わせる展開とか
独りよがり、わかるやつだけわかればいいという作品を見ると、映画を見るという行為自体が「作家様崇拝」につながりそうで嫌だ。
そんな中、こんなに考えられた素敵な映画を見れて嬉しい。

レイチェル・マクアダムスの豪華とはかけ離れた、でもセクシーな体が見れるのは嬉しい。

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アバウト・タイム~愛おしい時間について~本当に泣きまくりで情けない

映画館で見なくてよかったというのが感想。
多分もっと泣いて、かっこ悪くなってたから。

父と子のシーンでないたんでしょ?と言われるけど、違うんだな。

毎日の単調な日々を、1日2回やってみる。
毎日過去へ1日だけ戻り、繰り返してみる。
そうすると、「気がつかなかったもの」に気がつくからというメッセージを受け取った時に、泣けた。

僕らは毎日、正体のない不安を抱えて1日をスタートさせる。
夜になると、その日何とか過ごした安堵感より、明日起きるかもしれないトラブルを考え、二重の不安に責められる。

実際に起こる不幸より、頭の中で想像する不安の方が何倍も厄介だ。
毎日をシンプルに「1日を過ごす。面白いこと、楽しいことを見つける」という目線で過ごせたら、ただの毎日がどれだけ輝くか!

手に入れることは他を失うこと。
自分で決めて、取捨選択する。

 

ライトで、コミカルで、シンっと深い。
いい作品。おすすめします。

アニメっぽいタイムトラベルはもうごめんだ。

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