福岡大空襲。1945年6月19日から翌6月20日までアメリカ軍により行われた空襲。
逃げ場のない人たちを抹殺する作戦。
男も女も老いも若きも犬も猫も焼かれた。
福岡市の市街地で1,000人以上が死亡・行方不明となった。
2018年。ワールドカップ初戦に湧き上がる日本。
今も「グッドキル」と呼ばれる空爆は続いてる。ただ、この土地でないだけ。
福岡のこの地で「6.19を忘れないためのイベント」を主催してる岡村くん。
去年は出演者側で、喘息でひどい有様で歌ったなぁと。
生きてれば、去年のことを思い出せる。
僕らは2018年の6/19を楽しく過ごし、サッカー日本代表の勝利を知り、6/20日を迎えた。
何の気なしに。
あの日。6/20を迎えられられなかった人たちがいた。
爆弾で人が死骸になった夜。
2018年6/19。
天神のgrafというライブハウスに集った出演者、お客さん。
お客さんがほとんどミュージシャンというのはどうなんだろうか?しかも馬出ブローインで出会った人の率の高さよ。福岡の音楽シーンに「馬出派」というものがあるのか?(笑)
僕らが通勤する、買い物する、おしゃべりする、美味しいものを食べるその足元には無数の肉片と大量の血液が染み込んでいるというのに。
出演者は、この日のために曲を作ってきた人も、いつも通りの自分をさらけ出す人も。
それぞれ自分の戦い方で、短めのステージを務めた。
一人一人のライブレポートはきっと誰かがするだろうから、僕はお客さんとして参加し、考えたことを書く。
いつも見る人たちが集う。
これではいけないんじゃないか?という思いと、これでもいいんだという気持ちが交差する。
僕らは少ない給料からお金を出し合って、誰かを殺す手伝いをしてる。
本当はビールを飲んだり、お菓子を食べたりできるお金を、
- 見も知らぬ人を殺すことに使ったり
- 放射能でゆっくりと人を殺すのに使ったり
- 人種隔離政策に使ったり
- 路上の人の首を締めるのに使ったり
- 未来の兵士にするための教育に使ったり
してる。政府に委託してる。任せっぱなしにしてる。
これは事実。
右も左も関係ない。どの政党を支持するかとか関係ない。仕方がないと思う思わない関係ない。
僕らは人を殺してる。間接的に。
この事実からは逃れられない。
今、殺される側になってないだけだ。
始まれば、一斉に焼かれて、ただの「死骸」になる。
音楽に力なんてあるのか?
戦争に向かわないようにする力はあるのか?
あるに決まってる。
音楽以外でもいい。
「戦争するよりいいこと」を全員が見つければばいい。音楽は割とそばにある。
戦争をしたがってる人たちがいて、日本をもう一度「強い国」にしようと頑張ってる。
日の丸を掲げ、一致団結して、沈み行くこの国を浮かび上がらせようとしてる。
国なんて、もうない。
日本人なんて、もういない。
日本の文化なんて、肉片と血液に比べたら取るに足らない。
音楽はそれを教えてくれる。
日本人であることや、日本に住んでることに価値も意味もないことを教えてくれる。
僕らはこの星に生まれ育ってる「個人」でしかない。
悲惨な戦争は、洗脳と沈黙から始まる。
だから、僕は黙らない。岡村くんやその他のミュージシャン達も黙らない。
そしてこの文章が公開される夜、キャバーンビートで僕は歌ってる。
僕は黙らない。
【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018
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