我が唄Vol2@キャバーンビート【6/19を生き延びて6/20を迎えることができたから】

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

昨日は高橋プランクトン主催の「我が歌」に参加してきました。
おとといの6.19のあとを受けて、僕なりのアンサーをどうしようかと考えまくりでした。

6.19【福岡大空襲から73年】平和は70年しか続かない説

高橋プランクトンの始球式の後

  1. 岡村釦
  2. tadakumaR
  3. 碓井浩美
  4. gn8mykitten
  5. さえきズッキーニ
  6. ムコウ
  7. sunny
  8. チャーリー林
  9. 高橋プランクトン

という打順(笑)本当は僕は一番バッターだったんだけど、珍しくお客さんがきてくれることになっていて、間に合わないということなので順番変わってもらった。

ここのライブはやはりバラバラで一体感なんか全くなく、気持ちが良かった。
個々が個人のままならす音がそこにあって。

  • 素直な歌
  • 意地悪な歌
  • 優しい歌
  • 嫌な歌
  • 大きな歌
  • 小さな歌
  • 生活の歌
  • 理想の歌

それぞれが生きていた。
手拍子もコールアンドレスポンスも必要なかった。シンガロンも。

とても気持ちがいい。清々しい。

 

  • 10代の天才のキラキラした毒と優しさとか
  • 20代社会人三年目の素直でマウンテングゼロの清々しく強い歌とか
  • 30代女性の、「今」に呼応した生活と夢の歌とか
  • 40代男性の過去をほりおこす歌とか
  • 50代のオトナ気ない歌とか

 

本当にバラバラで、でもすごくまとまりのある、広がりのあるライブ。
これはやっぱり「高橋プランクトン」が冠だからだと思う。

 

昨日はチャーリー林の横でギターを弾いた。
彼の横でギター弾くのが本当に好きで気持ちがいい。結婚したいくらい(笑)

そして高橋プランクトンの横でギターを弾いた。
いつもギリギリの音を探らなきゃならないから本当に疲れる。でも嬉しい。

 

 

今日は僕のことを書こうと思う。

やった曲は4曲。本当は3曲しかダメなんだけど。ルール破って申し訳ない。

  1. スカンジナビア
  2. 転がる石
  3. PKO
  4. 速達

本当は2〜4の3曲でやろうと思った。昨日考えたことへの答えだから。でもそれでは今日のお客さんに失礼だと思ったので、自分らしさの出てる(と思う)スカンジナビアをやった。

 

僕は物事や言いたいことを「物語」に紛れ込ませて歌うというやり方が好き。普遍性もあるけど、受けとる人に委ねるのが好き。
声高にいうほど人生を生きてないし。

僕は普通の人生を送ってる。
アマチュアミュージシャンと話していて、疎外感?孤独感?を感じるのがそこ。
僕は不幸も知らない。壮絶な過去もない。
普通に家族を持ち、子供は成人し。
歌えるようなものは何もない。

精神の淵を彷徨ったことも
ドロドロの恋愛も
はじけるような青春もない。

だから自分の思ってることは「力がない」と思い込んでいた。
普通の人生を送ってる男の歌う歌なんて誰も聞きたくないんじゃないかな?と。

 

 

このところの世界の閉塞感。
もう物語に紛れ込ませる余裕がなくなってきた。

僕はこの国が好きでも嫌いでもない。
日本人というものにアイデンティティを持ってない。

でも、サッカー会場で日の丸が振られたり、オリンピックで国家(インストね)が流れることに嫌悪感はない。自衛隊の皆さんを否定する気もさらさらない。あんな壮絶なことを仕事としてやってる人に敬意を持つ。

でもね、

この国がアメリカの言いなりなことに腹がたつ。
星条旗の星の一つも与えられず、はいはいとしっぽを振るリーダーに腹がたつ。これはもしかしたら「愛国心」なんじゃないかとすら思う。

個々の要請や要望に対して自国内で議論し、「受ける」「受けない」を決めずに、

  • 金を払えといえば払い
  • クズを買えといえば買い
  • 死ねといえば死にに行く

僕らのおじいちゃんおばあちゃんの上に爆弾を落とし殺した人たちの国の、忠実な犬。
そこが一番嫌いだということがわかった。

そんなにアメリカが大嫌いなのにDA PUMPのUSAと言う歌に吐き気はしない。
むしろ楽しくなる。
それはなぜだろう?

あれは「アメリカの文化・カルチャー」への憧れを歌ったものだから。
アメリカ国家を崇めるものじゃないから。
文化は国家へのカウンターパンチだから。

ロックンロールも、ダンスも、国家への反逆の一端。だからアメリカの文化は好き。

 

この国は?
この国の文化は?
一億玉砕へのカウンターは?

そこが文化の持つべき力。

国家とかいうロクデモナイものにロックンロールやダンスは反抗していたんじゃないかな?
生活というぎちぎちのシステムを少しでも楽しくするためにダンスやファッションは生まれたんじゃないかな?

 

6.19を聞いて、僕なりに6.20に答えを出せた。

 

こんなの叫ぶことはあまりない。子供じみたライブをした。それはいい意味で「誇り」だ。

でもね、本当の願いは

ちょっと一息つきたい時に、さらりと小さなデザートを届けるように歌を歌いたい。
どうせ歌うなら、その一瞬で消えてゆく音楽でリラックスして、明日もいい日になりますようにと願ってほしい。

ささやかで小さな歌を歌いたいんだ。音楽は人を優しくしたり、奮い立たせたりする。

 

叫ぶのはもううんざり、だけど叫ばないことにはもっとうんざりしてる。

 

【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018

 

楽しくて踊れる歌を歌いたいな。

 

 

 

 

 





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