ゴロワーズというタバコを吸ったことはないだろう女子大生たちに

ムッシュかまやつ氏が亡くなった。
突然あちこちから「ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい？」が流れてきた。

https://youtu.be/WOm2WYBGcJA

さて、日曜日。

チクジョの友人たちの所属する軽音部の毎年恒例「スマイルライブ」をビブレホールに観に行った。
キャバーンビートでの僕の主催ライブにも出てくれたメンバーもちらほら。

その時の記事はこちら
＞＞＞キャバーンビートに女の子たちが大集合（おじちゃんもいたけどね）【一生懸命から楽しさがうまれる瞬間】
＞＞＞キャバーンビート【投げ銭】ぼくにとっては特別なこと
まあ、当然女子大生ばかりなので、居場所はなかった（笑）けど。

「ピカチュウ」というボーカルの子がいる。
個性的なステージングと、いい歌。本人は知らないだろうけどブルースを感じる。彼女の歌は、いい。ブルースを書きたくなる。
そして、前に曲を書いたことのある「アルパカ」この日もドラムやベース、ボーカル。とても忙しい日々を送ってるようだ。客席からも「かわいい〜〜」のため息が聞こえたよ。
この二人がいるバンドを見た。

お世辞にも「うまい」とは言えないんだけど、なんというか青春の輝きというか、まぶしいステージ。
普段音楽の技術や作品のレベルアップを気にして、自分たちにダメ出しをし続けるクセのある51歳おっちゃんには、まぶしかった。
演奏できる喜びや、友達が応援してくれてる喜びや、時間の取れない中、一生懸命練習したことや、「音を鳴らして、歌う喜び」にあふれてる。

入り口で「撮影禁止です！」とかなりキツク言われたので写真なし（笑）多分、変質者的な？見られ方したのかも。しょうがないよね〜白髪モヒカン初老！

ちょっと抜けて、今度は友人のちーやんがリーダーのバンドを見る。
髪の毛を振り乱すギターボカールのちーやんはかっこいい。ロックスターの風格がある。
実際は傷つきやすい女性なんだけど。

このライフイズマインにも投稿してくれてる。⤵︎

【605号室】知愛のオーバーラップ

ビブレホールが揺れる。

あと数日で卒業するちーやんこと「とちこ先輩」は、こんなことを言っていた。

私たちが演奏する姿を見て、ああ、私もやってみたいなとか、思ってくれたら嬉しい。
何か一つだけでも、好きで好きでたまらないものを見つけられたらいいよね。
私は音楽に救われた。いつも弱った時、音楽はそばにいてくれて、励まして助けてくれた。
誰かが自分たちを見てくれる。応援してくれる。いつも支えになってくれる。それがここに立つとよくわかる。
私たちのこと、忘れないでね。

短くて、心にすっと入ってくるスピーチだった。
感謝と責任と、そして希望の火をリレーするスピーチ。
おっちゃん、ほろりとしたよ。

その他のバンドも、いろんな思いを語ってた。
学校に行きたくないと思ったけど、軽音があるから楽しかったとか、
すごくみんな頑張ってくれたとか。
いいことばかりじゃないけど、これがあったから頑張ってこれたって。

まあ、僕の大嫌いな（笑）「感動」ってやつなんだけど。そんなことを感じられないくらいリアルで、優しく温かい叫びとささやきだった。