はじまりはヒップホップ:感想【ぼくたちの未来がそこに】

 

はじまりはヒップホップ:人それぞれに語るべき人生はあるけど、語らなくてもいい

ニュージーランドに在住する平均年齢83歳のダンスグループが、ラスベガスで開かれるヒップホップダンス選手権に挑戦する姿を追ったドキュメンタリー。

ああ、お年寄りが困難に負けずにチャレンジしていく映画だったらやだなーと思いながらみた。

94歳のスターダンサーや元軍曹などさまざまな男女が、若いころのようには動かない体でヒップホップに奮闘しながらも、ダンスを楽しみ、若者たちとコミュニケーションする姿は、ほんとうに飾り気なく、大げさでなく、でもとても楽しい。

ヒップホップの音楽は特に好きじゃないけど、若い人たちと交流するのは楽しい!

なんて素直にインタビューに応えてる(笑)

なかなか寄付が集まらないとか、自己負担金が出せずにベガスにいけない人がいるなんていう「スパイス」も効きすぎずいい塩梅。

はじまりはヒップホップ:世代間イメージをぶちこわせ

若い人たちは老人のことを「不機嫌で説教くさい」と思い、老人は若者がわからない。
でも、おなじ「趣味」というきりくちでお互いを見てみると、なんだ、普通じゃないか。

知らないということは本当にもったいない。

グループ名は「ヒップ・オペレーション・クルー」。初期のメンバーたちが股関節の手術(hip operation)を受けていたこと。こんなことすら「個性」として笑う。
そりゃいろいろ不備はあるしできないこともある。
でもさ、できる限りの最高にチャレンジするのは、年齢とか性別とか関係ないよね。
「自己ベスト更新」みたいな感じよ。

ベトナム戦争反対。
核拡散反対。
そんな運動をやってきた人たち。
そんな世代から得るものはとても多い。この映画を見て思ったのは「ちゃんと考えて、行動して、歳をとれたらいいなあ」ということ。

 

はじまりはヒップホップ:子供は未来?老人は未来?

子供が生まれた時、自分の家に「未来ができた」と思った。
これから彼が生きていくそれこそが未来だと思った。

  • できなかったことができるようになる
  • 知らないことを知ることができる

それこそが未来だと思っていた。

でもいま、ふとおもう。
この映画を見た後、思った。

「未来ってのは年寄りのことじゃないか?」と。

 

  • できていたことができなくなる
  • いろんなことを忘れてゆく

でもそれは「損失」ではない。
熟成されて体積は減っているけど、失ってるんじゃないんじゃないかな?

僕はまだ老人ではないけど、20〜30代の頃と比べるといろんな点で劣ってる。体力、記憶力、物覚え(笑)

でも、若い人たちにとって「明るい未来」でありたいとおもう。
歳を取るってのも悪くはないなぁと思ってもらえるような「おっさん」になりたい。
そして「じじい」になれたら最高だ。

 

はじまりはヒップホップ:ドラマティックはもういいや

あっさりと、さらりと映画は進む。
本番前にイライラしたり、はしゃいじゃったり。
普通のひとたちの普通の日々。
ただ、舞台がヒップホップなだけ。

こういう映画をみると、なんかほっとする。

こんなところで一生懸命暮らしてる日本人とか
こんな逆境から大逆転した偉人とか

そういうのもうたくさんだ。

 

【705号室】映画見聞録~映画が大好き~2018





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