セブンシスターズ:原題はWhat Happend to Monday
世界的な人口過多を受けて、大量に作れる「遺伝子操作した食物」で乗り切ろうとしたのだけど、今度は「多子」になってしまう。
それを取り締まるために厳格な「一人っ子政策」が敷かれて、2人目以降の子供は児童分配局によって親から引き離され、枯渇した地球の資源が回復する日まで冷凍保存される。
という設定。
今時点で「んなこたしないだろ」っていうのがオチなので、ミステリーとしては少し弱め。
映画の中には多種民族。ごみごみした未来。
これはやっぱりブレードランナー以降の映画なんだろね。
そんな中生まれた七つ子姉妹。
それぞれ月曜日から日曜日まで振り分けられ、7人で1人の人格をシェアすることで、政府の目を欺きながら生き延びてきた。
マンデーは月曜日に、チューズデーは火曜日に外出する。
しかしある夜、マンデーが帰宅しなかった。
1人で7役を演じるのはノオミ・ラパス。
スウェーデン映画『ミレニアム』シリーズ(ドラゴンタトゥーの女)に出た人。特徴的な顔。
気が優しかったり、体力に優れてたりする7人を演じ分ける。
仕事は7倍やね。
全編出ずっぱり。
セブンシスターズ:人口増加問題は解消しないのか?
増えすぎた人間たち。このままだとこの星を食べ尽くす。
そうなったら(今でもそうなんだけど)人口統制しないと未来はないよね。
でももし、自分に子どこまできたら?
それも複数の子で、一人しか選べないとしたら?
そういう重いテーマは真ん中にあるんだけど、それを吹っ飛ばす娯楽度がアクション!!
めちゃくちゃ強いわけではないんだけど、チームワークで乗り切ってゆく。どちらかというとジワジワと追い詰められていく感じかなーと思っていたのでこんなに派手とは!!!
まあ、アクション似合うしね。
男の人も、多少、活躍?というか登場するけど、これは母VS母的な感じかな。
男はそえものだった。
もちろん突っ込みどころ満載ではあるけど、映画ってそんなもんじゃないか(笑)
セブンシスターズ:こういう映画でいつも思うんだけど
当然「一人っ子政策」を違反してるわけだから、職員は逮捕に行くよね。
で、そこで返り討ちにあう。
政府職員はヒーローやヒロインに殺されてばっかり。
職務遂行してるだけなのにね。
あっという間に何十人も死んでしまう。
団体に属して、命令を受けて動く。
事の本質や裏は覗かずに。
行けと言われれば行く。
だからかな?
僕は団体に属するのが苦手(笑)言い訳(笑)
誰の下でも働きたくない。死にたくないから。
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