こんばんは。ブログアパート管理人サニーです。
4/18,19と連続してキャバーンビートでサポートギターでした。
4/18はこさいみなみ＠洋楽カバーナイト
最近は、セットリストの中、半分くらい一緒にやると言う形。
この日は対バンがブラックパールというアコースティックロック兄妹デュオだったので「エルビスのザッツオーライをブルーハープでやりたいなー」とおねだりしてみた。
「いいですよー」
珍しくこちらからの要望が通った（笑）
ステージはFeelin goodから。
ニーナシモンの大好きな曲。
さすがにかっこいい。僕もこの曲歌ってる。
こさいみなみにはかなわない。
でも前みたいに「くそー！」とは思わなくなったけどね。
彼女は彼女、僕は僕。
この日は初めての曲があった。ノラジョーンズの初期の曲。
ノラは美人。それにさらりとした曲が人気だけど、どちらかというとジャニスよりじゃないかと思うんだ。ざらっとしたブルーズを歌う。
綺麗な感じのヒットナンバーでなく、初期の地味目なブルースを歌うあたりがなんとと頑固でひねくれ者のこさいみなみだなーと感心した。
僕は「ハバナ」から参加。
この曲も僕もやってる。日本語で（笑）
彼女のアレンジはかなり激しい感じ。熱いラテンな。そこにクールなリードギターを入れたらかっこいいだろうなぁと思ったけど、まさにそのとうり。
僕が入った方が絶対かっこいい（笑）マリアッチな感じも出る。
こさいみなみはセットリストを教えてくれない。
「カポ3で、あれをやりましょう」
みたいな感じよ。
セッションマンて、そんな感じなの？前もって練習とか打ち合わせとしないのかな？僕と「やりましょうよー」と言ってくれる人はそんな感じの人が多い。
すごい頭使ってヘトヘトになるけどね。アドレナリン？もでる。
ブルースハープもいい感じ。
セッションていうのは呼吸やけん。
その場の空気から生まれる音楽。
最近、こさいみなみとはあまり一緒にやらなくなった分、やるときは新鮮な気持ち。
そして、次の日は高橋プランクトン。
彼もステージに上がるまで、というか、演奏始めるまで曲を教えてくれない（笑）
その日の、その流れがあるのだろう。
この日は対バンの萠珈の「点滅」という曲に相変わらず泣かされて（マジで、物理的に泣いた）ヒックヒックしながらステージにあがった（笑）
人生のハイライトではなく、日の当たらないところにいる人たちの歌を歌うということでは、この二人は同じところから別の世界を見てるようだ。
今日はアコースティックギターだったので、プランクトンのジャキジャキの音にペランペランの音を合わせてみたら感じがまた違うだろうなーと思ってやってみた。
120点の曲と、20点の曲があったな。
ライブを見に来てる方に2000円という巨額の支払いをさせてるからこそ、本気で歌うプランクトン。
その邪魔をしないように！と安全パイでやるのもありかもだけど、僕は毎回勝負する。プランクトンが弾くギターは毎回微妙に違うんだ、オーラというか、波形が。
だからそれを受け取って瞬時に返す。
ものすごく疲れるけど、ギャンブルではあるけれど。
弦をぶち切り、多分血管も相当切ってる彼。
買ったばかりの（まだローン一回も払っていない笑）ギターをガンガンに弾く。
「今日もいい夜になりますように」
そういう彼の祈りにも似たライブを後ろから見れるのはたまらんね。
プランクトンとのときは「どれだけ弾かないか」と「どれだけぐしゃぐしゃになるか」が僕の中でテーマ。
ギターという楽器の可能性をどんどん引き出したい。
フレーズだけでなく。
ギター全体を使った、音楽。
何十個もアイデアを持って行き、練習し。
曲に適した1つ2つをやる。
98のアイデアの死骸が、2つのアイデアを光らせてくれる。
前日のこさいみなみとはまた違うけど、二人とも真剣。
全身全霊っていうのがわかる。
好きなことを命がけでやる。
黙々と練習して本番で爆発させる彼女と
月〜金の日常を煮詰めて煮詰め爆発させる彼。
そして二人とも、歌歌う以外はポンコツだ（笑）
一つのことに秀でた人は、他がダメでもいい。
そんな人と付き合うなら、他のことに期待しちゃダメだよ（笑）
アーティストってのはそんなもんだ。
僕は自分の命を削って好きなことをする。誰かの好きなことに加担する。
タイプは違えど、そんな二人から時々「一緒にやろう」って言われるのは本当、誇りだ。
一生懸命やってきたご褒美だと思ってる。
またいつか。
【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018
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