キャバーンビート高橋プランクトンの「我が歌」はすごかった。でも今日は深草あゆみの事を

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

水曜日に行われた、高橋プランクトン主催のオープンマイク(?)我が歌に出てきました。

  1. 田口裕一郎
  2. sunny
  3. gn8mykitten
  4. nisai
  5. 深草あゆみ
  6. 山田ツトム
  7. 岡村釦
  8. チャーリー林
  9. 西名太一
  10. 高橋プランクトン

10名!しかもこの濃さ!

トップから二番目だったので、気楽にやれた。
和やかに夏の歌を。

 

田口くんはソロでのびのびとカッコよく、ぐっないはものすごい熱量で。山田ツトムさんはブラックホールのかけらを爆発させていたし、あとは猛者たちだ。
すごすぎる。

このライブのすごさはたくさんのFBの記事で写真付きで紹介されていたから、僕がどうこう言うこともないと思う。

この日はプランクトンにギターを弾いてもらったり、
田口くん、チャーリー、プランクトンの横でギターを弾けた。

プランクトンのギターが本当に素晴らしくて、ああ、こいつギターだけを弾いていた時間がたっぷりあったんだなぁと思った。
本当にうまい。
歌う時の緩急も、基本はギターがちゃんとしてるからだなぁ。

 

この日、一番嬉しかったのは、深草あゆみ。「コート」という名曲を歌ってくれた。酷暑なのに(笑)

僕は昔、その歌に救われたんだ。
その話、聞きたい?
聞きたくないか(笑)
でも、話す。

 

今から6〜7年前かな?

僕は精力的に活動してたバンドやユニットを次々失った。
好きだったものも、そうでもなかったものも。

もう続けらないと思った。
何を聞いても面白くないし、演奏する気力もなく。

でも、本当に自分がダメなのか知りたくて、知らないライブハウスやイベントに、ソロで一人で声をかけて出かけて行った。下手くそすぎる歌を提げて。
これで胸がときめかないなら、もう終わりだと思って。

 

案の定、対バンの人の音楽も胸に来ないし、つまらない。
その人たちのつまらないとこだけが目についた。それはまさに、自分のくだらなさと重なって。

 

 

そんなある日、飯塚の第三倉庫で彼女の演奏を見た。
他の人たちはありきたりなバンドやブルースバンドで、僕は塞いでいた。

でも彼女が「コート」を歌い始めた時、体が反応した。今でも覚えてる。
美しいAメロから、不安なブリッジに移って、あのサビが歌われた時。

おおおお!と思った。

こんな美しく悲しく、オリジナリティーのある曲を聞いたことがなった。

 

 

次が僕の出番だった。誰一人知る人のない中。お客さんもいない中、空っぽなホールで歌った。
でも僕には輝きが見えていた。

 

こんな曲を歌う人がまだいるんなら、僕にもまだまだかけてない曲があるんじゃないだろうか?
彼女の歌は僕の希望になり、自信のいとぐちになった。

ま、それからもなんども迷ってるけどね(笑)

 

とにかく僕は救われたんだ。

 

それからちょっとして、コートを一緒にやるチャンスにも恵まれた。
まだ、髪の毛がある頃の話だ。

 

あれから数年立って、僕はたくさんの歌を作り、歌い、ギターを弾いた。
幾つになっても成長するってことがあるんだ。

 

あの夜は、素晴らしいきっかけになって。そして我が歌は本当に素晴らしかった。

 

 

【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018





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