こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
鬼のような暑さの中、自転車に乗って印刷ラボフクオカへ言ってきました。
孔明君の個展を見に。
孔明くんとはどうやって知り合ったか覚えていない。最近ほんとにいろんなことを忘れてる。ごめんね。
前回のグループ展を見に行った時、すごいピンときたことがあって、それを確かめにきた。
テーマは全然違っていたけど。
彼の人物写真は僕のと全く違ってた。
僕は「動き」が好きなんだけど、彼の写真のモデルたちは全て放射線の中にいた。一点透視法というのかな?人物への愛情とかでなく(笑言い過ぎか?)人がそのパースに収まった時の高揚感。人が彼の考えてる構図にピシャリハマった時の幸せ感が出てた。
そしてそれは今回「見えざる史跡」を掘り起こすのにぴったりの情熱になっていた。
そう、僕のようにチャラいファッション写真じゃなくて(笑)
彼はランドスケープをめくりながら、消された記録や歴史を紐解いてる。
もはや発掘写真だ。脳内の。
人々が暮らしてるその側に隠れてる謎。生活のそばのダヴィンチコード。
「知らないから見えないんですよ」と彼はいう。
史実を調べ、史跡を調べ。
今も同じ朝日が上るであろう山や、その頃からあまり変わってない森の奥を撮る。
きっと「好き」を見つけたんだろう。
自分がパーセクティブなものに憧れ、ときめく理由も見つかったのかもしれない。
日がさせば影ができ、存在する形とそっくりな影を落とす。
知らなければ見ることのない別世界は、本体を失った「影」かもしれない。
僕は神話や考古学に弱いけど、それを好きな人が嬉しそうに話すのを見ることは好き。
こちらまで気持ちが良くなる。
謎を解いて、知って。さらに興味が湧いて。
そのことを「写真」で形に残す。他の人に知らせる。
写真の新しい「使い方」だたーと思った。
もちろん孔明君はそんなこと関係なく、
自分の「好き」を突き詰めてるだけだろうけど。
そうそう、この後アジア美術館に「マイケルジャクソン展」を滑り込みで見に行った。
そこでの彼の写真も、まさにね。
「静」だった。
【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018
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