前作「IT/イット “それ”が見えたら、終わり」がとてもいい映画だった。
そのチャプター2。そういうのって、失敗しがち(笑)
このチャプター2。
続編なのに「観客の間口を広げよう」としてる。そこがハマるか、ハマらないかでこの映画の印象が変わる。
お話は、こう。
静かな田舎町デリーで、27年前と同様の連続児童失踪事件が発生。そんなある日、幼少時代に事件に見舞われ、真相に立ち向かったルーザーズ・クラブのメンバーの元に、「COME HOME COME HOME(帰っておいで…)」という不穏なメッセージが届く。“それ”が再び現れたことを確信した彼らは、かつてかわした約束を守るべく、町に戻ることを決意する。
デリーにたった一人残っていた仲間が「おーい!ピエロ戻ってきたけん!戦おう!」ってみんなに呼びかけるんだけど、それ自体がペニーワイズ自体の意図じゃないか?っておもえるくらい、この映画では「ペニーワイズはただ、ルーザーズに戻ってきてほしい」と思ってる。
すきすき!一緒に遊ぼう!何して遊ぶ!?
って感じ。
前作の美しい子供達は歳をとり、かすれて行ってる。
ノスタルジーに包まれて、しんみりといい映画だった前作もまあ、「スタンドバイミー」のへのホラー界からの返信だったけどね。
今度のはぐっちゃぐっちゃ(笑)
- アクションホラー
- 社会派サスペンス
- 本格派ホラー
- 感動巨編
- ジェットコースタームービー
- スプラッター
- ジェンダー
各方面に手を出して、未消化の部分もたくさんあるけど、「予算の力技」でどーんと押し付ける。うっちゃる。
でも三時間は長い(笑)
10分くらいの短編映画をどんどん重ねて行ってる感じ。
僕は「おばあさんち」が強烈に好きだった。
カクカクって動きと「来る来る!」っていうタイミングが「ホラー映画王道」で。
ここのシーンにお金払ったような感じ。
全体にいいタイミングで細かいお笑いも散りばめられている。
でもやっぱり一番きついのは「仮病使って遊びに行かなかったことで、弟を死なせた」っていうトラウマかな。
子供時の嫌だったこと、自分ではどうしようもなかったこと。
それは心の奥にずっと潜んでいる。
そしてあるとき、前触れなく蘇る。
人は過去から逃れられないし、過去は確実に今に影響を与え続けてる。
ビバリーがモラハラの男と結婚してしまったのもお父さんからのハラスメントに要因があると思うし。
一作目はその「心のモヤモヤ」がテーマだったとしたら、二作目は「それの解消」かな。
でも心のモヤモヤは消せやしないから、なんか「嘘」感が漂ってる。
映画は「嘘」も大事だもんね。
でも一番「それはちょっとなぁ」と思ったのはペニーワイズがやられちゃうところ。
映画見た方、あれ、どうおもう?
もちろんさ、ペニーワイズは仲間を殺し、家族を殺した。
多くの人を苦しめてる。
「悪」間違いなし。
でもさ、ああまでみんなでボロクソに言わんでもいいんやん?
非道な手を使ったけど
「みんなに戻ってきてもらって、いっしょに遊びたい」
そんな気持ちなんよ。
それをさあ。寄ってたかって「お前は卑劣なピエロだ!」とか言い続けるなんて。間違いなくイジメやん(笑)
すごい見ててつらかった。
総括すると「子供も大人も、生きるのは大変」
子供の大変さは、力になってくれる仲間や、それこそ映画や小説で共感してもらえたりもする。
でも、大人は誰が癒す?
忘れられないつらいできごとがフラッシュバックにどう対応すれば??
大人は、自分で解決しろ。
そうなんだろうかね。
映画館は「映画ファン」でない人がたくさん。
本編中もスマホ見てるし、長すぎでおしっこタイムも多かった。
でも、前の席のおんなのこは、びっくりシーンで、馬鹿正直に「飛び跳ね」てた。
映画はそういうもの。
ポップコーン飛ばしてしまったり、「ああこいつ、映画慣れしてないな」とか「にわかだな」とか思われる人がたくさんきてこそ。
そしてこの映画はまさに、そういう人たちにぴったり。
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