第五回とんたの森で会いましょう@ブローイン【忘れないで欲しいけど忘れるから】

こんばんは。ブログ管理のサニーです。
昨日、5/4は「トンタの森で会いましょう第5回」@Blowin’へ参加してきました。

第二次世界大戦中、旧甘木町やその近郊には当時“東洋一”と称された大刀洗飛行場がありました。

昭和20年3月27日、その大刀洗飛行場をねらった空襲があり、立石国民学校(現:朝倉市立立石小学校)の子どもたち31名が下校中に避難した頓田(とんた)の森で爆撃を受け、一瞬にしていたいけな命が奪われるという悲惨な出来事がありました。

このことを忘れずにいること。忘れてしまっても、思い出すこと。

 

 

時代の流れを変えようとか、憲法改正をどう考えるかとか。
いろんなことに「イエス」か「ノー」かを最終的に言わなくちゃいけない時代。

 

いろんな考え方があるとは思うし、個人の自由だと思うけど

  • 昔あった悲惨な事実を「忘れない」
  • 昔あった悲惨な事実を「なかったことにしない」

この二つだけは僕らは生きてる限り頭のどこかに放り込んでおくべき。

 

歌は、パフォーマンスは「感情」を伝えるのにいい手段だと思う。
パソコンで検索して出てきた事実を眺めるのもいいけど、誰かの思いがプラスされたものを「いくつか並べて」見聞きするのはいいこと。

 

主催の岡村くんの苦悩や迷い。それを抱えて生きること。
叫び、囁く人たち。
ろうそくのゆらぎのように心は不安定になる。

そりゃ、触れたくないもん。昔の記憶。殺したり殺されたりしたこと。
でも、思い出さないとまた、殺したり殺されたりするから。
それは歴史が証明してる。

 

今回の出演者は

ウエムラケンジ【ドブロでヘルタースケルター】

ブルースをベースにしたロックンロール。
何度か対バンになったこともある。まあ、この夜のブローインは対バンだらけだったけど。

形式というか、様式としては「ブルースパンク」と言えるかも。
だけど、彼の歌う歌はなんだか新しい。ピチピチしてる。なんだろう、歌われる歌に吹き込まれてる「思い」がいつまでも新鮮なのかもしれない。

曲調は爽やかとは言えないのに「清々しい」と言うか「新鮮」なんだ。

同じようなルーツを持つ人は多いはずなのに彼はまるで「生まれたて」のような若々しさと新緑のような力強さを見せてくれる。

イベントのトップバッターとしては最適ではないだろうか。

 

高橋プランクトン【荒れ狂う優しさ&向き合う冷静さ】

今回、高橋プランクトンから声をかけてもらい、このイベントに参加できたことを本当に嬉しく思う。

彼は珍しく(笑)事前にやる曲を教えてくれた。

事実に寄り添い、気持ちの同調し、痛みを分かち合うかと思えば、「忘れてもまた思い出せばいい」なんて言う。

広くて強い心を持つ人にしか作れない歌を歌う。
身体中の血をたぎらせて。

悲しいことが起きたら、悲しいと思う。
嬉しいときには、嬉しく思う。
普通でいることの大切さと、それがいかに難しいことかを教えてくれる。

 

田代裕之【海を越えてやってくるスター。圧倒的な風圧】

重たく、内側をさらけ出すような、自分自身と向き合うようなイベントの中で、田代裕之の存在は本当にありがたい。

思考にフィジカルな輝きをプラスしてくる。
肉体を使って「生きてる」ことをあっけらかんと証明する。
場を盛り上げるのに長けてるけど、「賢者」ぽいいやらしさがない。

これが「スター」なんやなあと思う。

ごちゃごちゃ言わず、ぶっ放して(あ、結構しゃべるよ、彼は笑)

あばよ!

って去る感じ(さらないけど)

ステージ見てるといろいろ声かけたくなる。突っ込みたくなる。
この明るさ。ブライテストスター

 

3.27とか6.19とかなくなればいい。
すべての日が、何もない普通の夜になればいい。

 

岡村釦【感傷ではない、鑑賞でもない感情を。今日の気持ちを今ここで】

岡村くんは一言でいえばチャレンジャーだ。大切なことから目をそれらせることができないからって、「だったら自分でやる」ってなかなかできないよ。
僕らは「彼が山から切り出した石を削って作った船」に乗せてもらってるようなものだ。

音楽を表現する。裏に隠れてるいろいろなものをあぶり出す。表に現す。
さすらいのブラジル音楽愛好家のようでも、洋楽コレクターのようでもあり、いろんな面を持ってるけど、彼自身の主催したイベントでの彼が「本物の岡村」に一番近いかもしれない。
保証はできないけど(笑)

本当のことは隠してるのかもしれないが。

とにかく、息をするように創作する。
誰にでもわかる言葉を、続けて重ねてくる。
薄い花びらが何重にも重なって石化するような歌。

彼の歌を聴くと(目をつぶって聴くとよくわかるよ)文字が「字体」として飛び込んでくる。美しい日本みたいなくだらないニセモノじゃなく「日本語」として刺さる。
それが受け取ったその人の解釈により、その人の体に入る。

このスタイル(?)で歌う人は見たことがない。文字で殴りかかる。

キーボードを、よく弾くようになった。
いちいち腹の立つかっこよさである(笑)

 

 

これは2年前の記事。
ここに書いたことをそのまま今年も感じた。

トンタの森で会いましょう~歌の必然/3/27大刀洗大空襲:知ること・伝えること~

 

【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018





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