劇団どくんご「誓いはスカーレット」@清流公園【始まったそばから、終わって行く】感情に火がつくことを感動と呼ぶのなら

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

 

さて、今年も「どくんご」を見に行くことができた。
妻も一緒に行く予定だったのだけど体調不良で断念。

 

ちらと、リハーサルしてるところを素通り(笑)

 

2016年

どくんご【愛より速く】福岡公演〜僕らは心に味噌汁を〜

 

2017年

どくんご「愛より速く」@福岡初日【続行ピンチのトラブルの後、広がった美しい光景】

 

今年の演目は「誓いはスカーレット」

ま、演題はとくに意味はないね。

 

音楽から始まる。
バンドマンとしてどくんごをみると、この冒頭だけでも「金の取れる音楽」なんだなぁ。
ギター弾いてつまんない歌うたってる人は、いっかい頭叩かれたらいい。
僕は毎年叩かれてる。

 

短いお芝居が、間髪入れずにどんどん重なってくる。
ぽんぽんぽーんって。

なにも知らなくていい。
なにも学ばなくていい。

始めて見ようが、何度目だろうが、きちんと動かしてくれる。心を。

 

お芝居はなるべくステージに近いところで見る。
全体像は見れないけど、首が痛くなるけど(笑)

楽器の生の音が聞こえる
役者の喉が震えるのが見える。

役者の汗が、つばが、飛んでくる。
キラキラと玉のように。

毎日死んで、毎日生まれ変わってるんじゃないか?ってくらい汗をだす。

 

声を張り、体を動かし、彼らは「なにか」をステージに積んでゆく。

わかりやすいお話はない(そもそも、「解る」というのが価値のあることなのか?)けど、見てて迷うことはない。
だって役者が迷ってないから。

 

夏のポエマーも

ぽんぽんぽんぽーん男も

他の劇団に興味がない男も

バイカル湖を作る男も

生まれた時から仮死状態だった女も

 

それぞれに迷わない。

 

過去のブログでも同じようなことを書いてるかもしれないけど、そこはもう確認しない(笑)

背景として吊るされた布が、さささっと変えられて、話が変わる。
一人芝居もあり、ミュージカルもある。
ジャンルが、ない。

前衛でもなく、政治的でもない。
でも刹那だ。

 

はじまったそばから、終わっていく。

 

どんな楽しいことも
どんな素敵なことも
どんなワクワクも
どんな悲しいことも

始まった瞬間、終わりに向かって動き出す。
あっというまに。

 

そういえばこうやってお芝居をみてるのも、終わる

楽しいおしゃべりをしてても、終わる

生きてることすら、終わる

始まったら終わる

 

始めなければ終わらないけど。始めなければ始まらない。
始まりは終わりを含んでる。

 

 

桃太郎とか、踊り続ける靴とか。
散りばめられたモチーフに笑い、声をあげる。
たのしくてしかたない。
子供も笑ってる。
ぽんぽんぽんぽん〜んと。

冬を前にした冷たい夜に気づく間も無く笑ってると

「おわりがくるよ」

と言われる。
え。ちょっと待って。
心の準備が。

でも、始まったら、終わるよ。

 

 

影絵遊びがあったり

しゃぼんだまがふわふわしたり

いろんな新しさも加えつつ、やっぱり、終わる。

 

 

そのことを考えたら、涙が出てきた。
そうかぁ。始まったそばから終わってゆくんだ。
ちゃんと心にとめておかないと。
終わることを忘れちゃう。

 

 

地球に接線をひく。

 

丸い地球に定規を当てる。
触れ合えるのはほんの一箇所。

ふるふるしてた心が、ぐわん!と鳴って、涙あふれた。

まっすぐであればあるほど、この星と触れ合うことができるのはほんの一箇所、ほんの一瞬。

 

 

毎年毎年、どくんごと楽市楽座のお芝居を見て、僕はぶっ叩かれてる。

音楽をやってる。
アマチュアとはいえ、いくらかのお金を聞く人は払う。お店に。
1500円とワンドリンク、最低でも2000円かかる。

どくんごは3000円、楽市楽座は投げ銭だけどまあ同じくらい投げる。

 

ぼくは2000円分楽しんでもらえてるのか?
いつも自信がなくなる。
短い持ち時間で100%出し尽くす。全弾撃ちまくる。
でも
僕には2000円の価値があるのか?

毎年悩む。
そして、毎年奮い立つ。
やったるで!と思う。

体を使って、心を動かさんといかんのや!ステージに立つ人間は。

 

 

いつも教えてくれる。
とても楽しくて、途中一緒にうたってしまったりしながら、ワハハと笑って、そのうち涙が出てくる。
笑ったあとの、かもしれん。

うれしいんだから悲しいんだか、わかんないけど涙が出る。

表現ってのは「庭の大きな石をひっくり返したときに慌てて逃げる小さな虫を捕まえること」だと思ってる。
姿を隠そうとする「自分のなにか」をおっかけること。

どくんごのお芝居を見たら、いつもそのことを思い出す。
忘れたら、いけん。

 

今度はいつあえるかな?
終わったそばから、はじまってるんだ。

 

【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019

 

 

 

 





【ブログアパート:私の人生、私のもの】ってなに?

ここはブログアパート。年齢も性別も、職業もちがう人たちが、それぞれに思うこと、すごす毎日を書いてくれています。 「映画を見て面白かった」「ペットとの毎日」「ニュースを読んでおもうこと」「趣味のお話」…。
色合いの違う毎日が、風合いの違う感性が 折り重なって、思いもしなかった光景をみせてくれます。

ブログアパート「私の人生、私のもの」よんでくれてありがとう。
FACEBOOKページをフォローしていただけるとうれしい。
新しい記事をお届けします。

>>>FACEBOOKページはこちら