日本のアダルトビデオ30周年からみる【メディアの編纂】その2~アダルトビデオを買う時代~

1980年代の終わり。
一人暮らしのお供はレンタルビデオ。
友人からもらったデッキを使って「ベスト版」を編集したりしていた。きっと誰もが経験あるはずだよ。
でも編集自体がたのしくて、しおわったあとはあまり見ないもんだ。

レンタルショップの形態のよさは
100%近い再来店。
だって、借りたものは返さなきゃいけないから。
返しに来たついでにまた借りちゃう。

AV専用の情報誌なんかもでてきて、作品レビューをみて借りにいったり。
表社会にでてきた「エロ」はとどまるところを知らなかった。

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この頃はなんとなくカワイイ女の子がなんとなくセックスをするという「性行為ぽいモノが見れたらいい」という僕初期段階をおえ、

  • カワイイ女の子は、よりかわいく、ソフトに美少女路線
  • セクシー系はよりハードにいんらんに
  • 細分化された少数派の欲望に対して、的を絞った作品

こまかいマーケティングや戦略というより

  • コレ売れるんじゃない?
  • コレ誰もやったことないよね?

っていう印象あったなあ。
ふざけた企画もたくさんあったし。

 

AVギャルのギャランティーが数百万円とかいうバブル期。実際はそんなにもらえる人はごく一部で、でも業界自体にスポットライトが当たってる感じがした。

ま、この頃では

  • 月に500万円稼ぐアフィリエータ
  • ユーチューブで2000万円稼ぎました

なんていうのと同じかな。

株、投資。
もともとお金持ちじゃないとお金持ちになれない時代に
一瞬きらめいたジャパニーズドリームだったのかもしれない。

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その頃アダルトビデオ業界は発売本数もぐんぐん増えて、大波に乗る。

それに対抗して2000円くらいだったかで、聞いたことも見たこともないような女優のAVが、カメラ量販店などで販売されはじめてた。

レンタルで流通するビデオはビデオ倫理協会という団体の審査を通ったもの。
セルビデオといわれる販売ものは、よりうすいモザイクを売りに一気に売り上げをあげていく。

レンタル料金がグングン下がっていって、300円くらいになったのに、なぜ2000円も出してセルビデオを買うのか?
それはやっぱりモザイクの薄さ。作品の質や女優さんのかわいさなんかはやっぱり大手プロダクションにはかなわない。だったら法律ギリギリのところを攻めていく。
小さな会社が一攫千金をねらうにはそれしかなかった。

セルビデオ時代の寵児は「ビデオ安売り王」だったとおもう。
何本かかったものだ。
ただこの会社は成長スピードが速すぎで、警察のおせわになったり、経営がちゃんとしてなかったりで一気に姿を消した。

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現在セルビデオは当たり前のように残っているし、ビデオ安売り王の下請けのちいさな会社だったソフト・オン・デマンドはいまや超一流。

1990年代のアダルトビデオバブル時期が終焉をむかえたとき、一人勝ち残る結果になるソフト・オン・デマンド。
彼らはマスコミをうまくつかい、セクシーなだけじゃない新しい企画をどんどんと作り、プロデューサ「高橋がなり」のカリスマ性を作り上げた。

かなり違法なアングライメージのあったセルビデオを、どのまちのレンタル店でも見かける「明るい立場」に立たせたことは大きな意味を持つとおもう。

 

でも大きな波のあとは、やっぱり停滞期がやってくる。
それはやっぱりインターネットの台頭。

 

>>前回の記事はこちら

 

>>NEXTネットを通じた商売のスタート。
誰にもあわずにエロを堪能する「個」の時代の到来。





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