臓器提供者として生まれ、生きる。私たち「普通の人」にとってはただの便利な道具としての彼らのお話も第二部へ。
陽光学園を卒業して、それぞれ社会に出るために第二段階の施設に入る三人、恭子(綾瀬はるか)、美和(水川あさみ)、友彦(三浦春馬)。
そこで共同生活をするのは提供者エリートコース陽光学園を出たものでなく、1日でも長く生きようとするノンキャリア組。このコテージでの共同生活をする権利を得るために死に物狂いで努力してきた人たち。
恭子、美和、友彦の陽光エリート3人組は、「介護人」というものを知る。
介護人というのは臓器提供者になる前に、介護人として、臓器を取られ弱っていく人の世話をして生きる人のこと。
まあ、そのうち提供者として召集がかかるんだけど。
新しい舞台は、古い民家。
そこでは複数の男女が入り乱れて、セックスに明け暮れ暮らしてる。
自由な時間で生きているってことを感じるのがセックスだけだから。恋とか、人肌の温もりだけだから。
エリートの恭子は全くなじめず、日々美和と友彦との関係にイラつきながら生きてる。
第4話は舞台が変わっての一回目。
閉鎖的な学園内ではなく、外の世界との境界。
ネットでは「美和がひどすぎる」「友彦がクズすぎる」と評判だ。もちろん、美和の恭子への執着は凄まじいし、劇中も指摘される友彦のクズぶりは光ってる(笑)
でも、一番イラつかせるのが恭子、綾瀬はるか。
- いい子になろうとする。
- いい子でいることでしか自分を満たせない。
- 空気を読んだり、人の話に合わせたりすることができない。
- 自分以外が理解できない。
こりゃ普通重症だよね。
でも、外の世界と切り離され、完全に規律の中で生き、ルールを受け取り、自分で物事を決めることを禁じられてたら。エリートコースの純粋培養なら、そうなっちゃうかもしれない。
もっとリベラルな環境にいった友達を訪ねるんだけど。
そこで、今のこの状況を打破しようと戦おうとする人や、趣味を見つけて「限られた生」を謳歌しようとする人の姿を見る。
でも、彼女は戦って死ぬより、耐えてでも1日でも長く生きたいと願う。
自分の死は誰かのためになると信じ(信じてないかもしれない。自分自身に言い聞かせるように呟いたから)
人は自分にあった生き方しかできない。それは通常の外の世界の人間だろうが、限られた生の臓器提供者だろうが。
コテージに帰ってきた恭子も男に抱かれ、生きてる実感を得ることを覚えるのだけれど。抱きしめられてる間だけ、他の世界を自分の未来を考えなくて済むから。
陽光学園を作った理由が、次回。
学園を去った龍子先生と校長が何やら話してる。何か決定的な証拠を突きつけられている校長。楽しみだ。
痛みと胸のムカムカは今までの話で一番。
子供時代の臓器提供者という壁が見え始めた時期のファンタジー世界(ロケーションも含めて)を抜けて、もっと生活感と失望感漂う汚いコテージでのお話。
視聴率を取ろうって気がさらさらないのか、10年先まで残る作品と心中するつもりか。
TVドラマとしてはなかなかの腹のくくりよう。
見るひとを選ぶね。これは。
録画してた「ちかえもん」と続けてみたら、世界観の違いにくらくらした。
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